【何故?】台湾が「国立」削除に猛抗議 故宮展ポスターで
【編集長の一言】
今まで台湾を「一地区」と公言した馬英九は「国立」こだわるはずもない。
土壇場になっての抗議は二つの要素がある。一つは馬英九の「祖国」である中国に「日本に厳しい姿勢」を見せるためと、24日の中国台湾弁公室主任張志軍の台湾訪問への批判を交わすためである。
日本を批判中国の歓心を得ようとしていることは馬英九の狙いなのだ。
「台湾の声」編集長 林 建良
2014.6.20共同通信
【台北共同】東京国立博物館で24日から始まる「故宮展」を前に、台湾総統府と台北の故宮博物院は20日、日本側が正式名称の「台北国立故宮博物院」から「国立」を削除したポスターを作成、都内に掲示しているとして抗議する声明を発表した。
修正に応じない場合「一切の展示活動を取り消す」と主張し、「名誉団長」を務める馬英九総統の周美青夫人の訪日にも影響すると指摘した。
展覧会の名称は「台北国立故宮博物院―神品至宝―」だが、日本は台湾を国と承認していないため「国立」の文言を使用するかどうか日本側関係者の間で議論となり、最終的に固有名詞として扱うことになった経緯がある。