作者: 佐藤 千枝
<世界チャンピオンのパン>
『な〜るほど・ザ・台湾』元編集長にパンの国際コン
クールで優勝したパンを教えてもらった。
「哈肯舗」というお店だそうだ。
さっそくネットで検索してみると、市政府駅近くの誠品
書店の地下にお店がある。
コンクールで優勝したパンは・・・、と探すと、
「2010年世界冠軍麺包 米醸◆香」を発見。チャン
ピオンって漢字で『冠軍』って書くんだ。なんとなく納
得。{◆は、草冠の下に協の右側}
元編集長曰く:「作った職人は店を辞めて高雄にお店を
出したけど、レシピはそのまま店に残ったから」。
これは、行かねばなりますまい。サイトで調べると7時
30分開店。じゃあ、最終日の午前中に買いに行って帰
国後、次の日の朝ごはんにしよう( ̄0 ̄)/ !!
朝9時ごろに行ってみると確かに開店しているが品数は
少なく、外の看板には「米醸◆香」と「16:00」の文字
が。そうか、このパンは一日一回しか出ないんだ。(/― ̄;)
3ヵ月後、16時30分にに再来店。ようやくコンクー
ルで優勝した「米醸◆香」をトレーにとってレジに並ぶ。
朝と違って店内はお客で溢れてる。ようやく自分の番が
来ると、中国語で質問された。「對不起。中文不懂」
(解りません)と言うと、「cut?」あっ、そうか! 大き
いパンだからカットサービスしてるんだ。
「カット プリーズ」
「4cut?」
「フォー カット プリーズ」
で、ようやくお金を払おうとすると
足りない!<(ToT)> シマッタァ!
「キープ プリーズ。我去ATM」 m(__)m
ATMはどこだー!と、キョロキョロしてるとレジのお
姉さんがアッチと指さして教えてくれた。
急いでお金を下ろして、さっきのレジに並び
「對不起(ごめんなさい)」(>><) を繰り返し、ようや
く購入。
帰国後さっそく食べてみた。何?このモチモチ感!(ノ゜�゜)ノ!!
池袋のデパ地下のいろんなパン屋を食べ歩いたけど、こ
んな凄いモチモチパンは初めて! そしてドライフルー
ツ(レーズンかな?)の、ほのかな酸味と甘味でバターが
無くても美味しく食べられる。今度は違うパンも買って
みたいな。