れた
山田 稔
明けましておめでとうございます、
本年も宜しくお願いいたします。
日本という国柄を愛してやまないごく普通の庶民にと
って、一昨年から昨年ほど国のきしみに心を痛めたこと
はありませんでした。
はからずも、この国の民度が世界で孤高の存在である
っことも知ることになりました。
このかけがいのない国のいまあるは、命をも国に捧げ
ること身をもってしめした吉田松陰を師と仰ぐ同郷の総理
が誕生しました。今年こそという想いで胸が熱くなるの
覚えます。
あなたの国はあなた達だけのものではありませんと
某国の偉い人がいいました。外からみれば日本はどんな
国にみえるのか。
流浪の民ユダヤ民族が夢みた国は、「同じ利害を共有
する君主をいただく国」である言います。が、この世に
あるはずがないので民主主義で我慢するのであるとルソ
ーはいいました。
日本人にとって当たり前のことも、持たざる者にとっ
ていかに貴重であるかを気づかせることでした。
しかしこの世に理想とする国があったのです。
アインシュタインの感動の名文をもう一度反芻したくな
りました。
【世界の将来は進むだけ進み,その間,いくたびか争
いが繰り返され,最後に疲れるときがくるだろう.その時
,世界の人類は真の平和を求めて世界的盟主を挙げねばな
らないときがくる.
世界の盟主となる者は武力や金力だけでなく,あらゆ
る国の歴史を超越する,最も古く,かつ尊い国柄でなくて
はならぬ.世界の文化はアジアに始まってアジアに返り,
それはアジアの高峰,日本に戻らねばならぬ.我々は神に
感謝する.
天がわれわれのために日本という尊い国をつくってく
れたことを.】 アインシュタイン