更に昨年10月、習近平が第19回共産党大会を開催し、強軍思想を全面に打ち出して以来、中国空軍は爆撃機をともなって、宮古海峡を突破する特異な飛行訓練を繰り返すようになりました。
これは、中国の台湾への軍事侵攻の意思の現れであり、宮古海峡を突破した中国軍機は、台湾を巡回するように飛行するとともに、一部はグアムに向けて飛行し、米軍の増援阻止訓練を行っています。
それを裏付けるように、中国人民解放軍の王洪光中将は政府メディアに「中国軍は、米国と日本からの援軍が到着する前に、100時間以内で台湾を攻略できる」という暴言を吐きました。このように中国の軍事侵攻が露わになった今ほど、自由民主主義の価値観と中国への危機意識を共有する日本と台湾の連帯が必要な時はありません。
しかし、日本の現状は、「日中友好」「日中関係改善」のスローガンのもとに、日本と台湾は切り離され、沖縄は福建省との経済交流が加速度的に進められています。日本政府は、自衛隊の配備を南西諸島にシフトしているものの、防衛費の増額は微増にとどまり、有事の際の台湾軍との連携は手付かずで、武器弾薬を含めた継戦能力の整備も心もとないと言わざるを得ません。
このままでは、東アジアの自由民主主義国である日本と台湾の未来は、極めて危ういものと言わざるを得ません。 この危機的状況を乗り切るためにも、私たち日本国民が中国の太平洋覇権への野心を正しく認識し、政界、財界が「日中友好」の幻想から覚醒し、国家百年の計に立った、日本の国家戦略を描き始めることを目指して「沖縄、台湾、そのはざまの尖閣 〜中国の覇権・侵略を阻止せよ〜」集会を10月27日 に東京で開催いたします。多くの皆様方のご参集並びにご協力を何卒よろしくお願いいたします。
実行委員会 代 表 宮崎正弘 同 委員長 飯田康夫
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・日 時:2018年10月27日(土)午後2時開会(午後1時30分開場)
・会 場:文京区民センター 3階A会議室
〒113-0033 東京都文京区本郷4−15−14 都営地下鉄:三田線・大江戸線都営「春日駅A2出口」徒歩2分 東京メトロ:丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分 東京メトロ:南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分
・参 加 費:1,000円 *事前の参加申込は不要です。
・基調講演:宮崎正弘(ジャーナリスト)
・講 演:仲村 覚(日本沖縄政策研究フォーラム理事長) 王 明理(台湾独立建国聯盟日本本部委員長) 藤井厳喜(国際政治学者)
・来賓挨拶:自由インド太平洋連盟代表(ウイグル・南モンゴル・チベットなど各国より)
・主 催:「沖縄、台湾、そのはざまの尖閣」実行委員会 TEL:03-5840-6460 FAX:03-5840-7454 E-mail:info@minamishina.sakura.ne.jp HP:http://minamishina.sakura.ne.jp/