NHKは昨日、2月15日に開かれた損害賠償を求めた第1回目の「NHK・JAPANデビュー裁判」を受け、私ども原告が要求していた高許月妹さんの名前の訂正を、「番組出演者のお名前の表記について」と題する訂正記事を番組ホームページに掲載した。
NHKはこれまで、高許月妹さんの名を誤って「高許月」と報じ続けてきたが、番組には一切誤りはないとの立場から、訂正を行わずに来たが、これが人権侵害に当たることは明白だった。
昨年7月にNHKに呈した質問状の中でも高許月妹さんの名前の訂正を要求し、いろいろな媒体でも繰り返してこの件を訴えてきた。ましてや高許月妹さんご自身が6月21日付のNHKへの公開質問状で、ご自分の名前をしっかり書き、捺印までしていたのだから、NHKの対応はあまりにも遅すぎる。
訴訟での指摘を受け、慌てて改めた模様である。
以下はその記事である。謝罪の言葉はない。
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番組出演者のお名前の表記について
http://www.nhk.or.jp/japan/asia/090722.html
番組に出演していただいたパイワン族の女性について、これまでNHKでは、取
材の時におうかがいした「高許月」というお名前で表記してきました。しかし、平
成22年2月15日、東京地方裁判所における民事裁判において、ご本人のお名前
が「高許月妹」である旨の訴状が陳述されましたので、NHKでは今後、高許月妹
さんと表記することとし、このページの記載もあらためました。
平成22年2月16日