NHK「JAPANデビュー」裁判 第11回公判
◆日 時:平成24年3月2日(金)午後1時30分開廷
◆場 所:東京地方裁判所 103号法廷
NHKが平成21(2009)年4月5日夜に放送した「NHKスペシャル シリーズ JAPA
Nデビュー・第1回“アジアの一等国”」は、日本統治時代に日本がいかに台湾人を差別し
弾圧したかを描き、多くの識者から内容の偏向と共に「やらせ」や「捏造」などの恣意的
編集が指弾され、損害賠償を求める裁判が起こされている。
周知のように、裁判の原告は本会の小田村四郎会長や番組に出演したパイワン族の高許
月妹さんなど1万355人にも及び、日本裁判史上最大の原告数となっている。
また、裁判の弁護団には約30人の弁護士が名を連ね、南京裁判などで著名な高池勝彦
(たかいけ・かつひこ)弁護士が団長となり、荒木田修、尾崎幸廣、勝俣幸洋、田中禎
人、溝呂木雄浩、山口達視の各弁護士が協議を重ね、毎回、裁判に出席している。
平成22(2010)年2月15日に第1回公判が開かれて以来、次回で第11回目を数えるが、い
よいよ裁判も大詰めを迎え、次回公判には番組取材に協力したパイワン族原告の陳清福氏
が、同じくパイワン族原告の華阿財氏と来日し、証人として出廷、原告側から1時間、被告
側から1時間の証人尋問を受ける。
第12回目の公判では、台湾で取材した島田雄介・NHKディレクターの証人尋問が行わ
れる予定で、今回は陳清福氏、次回の島田ディレクターと続く。高池弁護団長によれば
「最後の山場」だそうで、多くの方に傍聴いただきたい。
裁判を傍聴される方は、裁判が始まる10分くらい前(午後1時20分)までに103号法廷に
入っていただきたい。また、東京地裁に入るには金属探知機を通る以外の検査はなく、身
分証明書なども必要ない。
なお、陳清福氏は平成22年7月に「意見陳述所」を東京地方裁判所に提出している。ご参
考まで下記にご紹介したい。