鳥居龍蔵が見た台湾を紹介 県立博物館、企画展始まる
【徳島新聞:2012年1月28日】
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2012/01/2012_13277287618.html
【徳島新聞:2012年1月28日】
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2012/01/2012_13277287618.html
徳島市出身の考古・人類学者、鳥居龍蔵(1870〜1953年)が行った台湾調査を紹介する
企画展「鳥居龍蔵の見た台湾」が28日、徳島市の県立博物館で始まった。3月11日まで。
鳥居が約百年前の先住民の生活を撮影した写真や収集した日用品を中心に約300点を展示。
中でも木鉢や農具、漁具などは台湾にもほとんど残っておらず、先住民の文化を知る貴重
な史料という。
1897年の調査で台湾南東の島から日本に持ち帰った全長約4メートルの木造船も、船が並
べられた海岸線の写真とともに展示されており、来場者の注目を集めている。
鳥居は1896年から1911年まで計5回にわたって台湾のほぼ全域を調査。原住民族の言語・
風俗習慣を記録するとともに、日常生活などを撮影した多くの写真を残した。
2月19日には福岡大学の宮岡真央子准教授の記念講演会、3月4日には考古・人類学者3人
が鳥居龍蔵の足跡を追う記念シンポジウムが開かれる。
【写真説明】鳥居が台湾で収集した史料や写真が並ぶ企画展=県立博物館
◆鳥居龍蔵の見た台湾:徳島県立鳥居龍蔵記念博物館
http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/torii/default.htm