何とも奇怪で唐突な印象が拭えない辞任だ。これまで総統の馬英九氏をもっとも身近で支えてき
た、側近中の側近とも言うべき金溥聡・国家安全会議秘書長と楊進添・総統府秘書長が辞任した。
中央通信社が伝えるところによると、その理由は、金氏は「健康と家庭の事情」、楊氏は「高齢の
母親の世話」だという。
た、側近中の側近とも言うべき金溥聡・国家安全会議秘書長と楊進添・総統府秘書長が辞任した。
中央通信社が伝えるところによると、その理由は、金氏は「健康と家庭の事情」、楊氏は「高齢の
母親の世話」だという。
メルマガ「台湾の声」編集長の林建良氏はズバリ「沈みかかる船から逃げ出すネズミのようだ」
と衝く。そして「間もなく、馬英九という二匹目のネズミも逃げ出す。その末路を見届けたい」と
グサリ。同感である。
国家安全会議秘書長ら、健康などの事情で辞任
【中央通信社:2015年2月6日】
(台北 6日 中央社)総統府(台北市)は6日、楊進添・総統府秘書長と安全保障政策を主管する
国家安全会議の金溥聡秘書長の辞任を認めたと発表した。
金氏は健康と家庭の事情を、楊氏は高齢の母親の世話などを理由に辞表を提出し、受理された。
金氏と楊氏の後任には高華柱・元国防部長と曽永権・前立法院(国会)副院長がそれぞれ就任す
る。
高華柱氏は元陸軍大将で、かつては国軍の食糧や武器・砲弾などの業務を司る聯合後勤司令部及
び退役軍人を所管する関連省庁でトップを務めた。
一方、曽永権氏は立法委員(国会議員)や総統府秘書長、与党国民党の副主席兼秘書長などを歴
任した。
(黄名璽/編集:荘麗玲)