去る4月6日に開催した「台湾建国烈士 鄭南榕先生を偲ぶ集い」には200名ほ
どの方々が参列し、その事績を偲びました。集いでは、最後に、来年からは毎年
行い、第1回を記念して「鄭南榕顕彰会」を創設することが参列者の満場一致に
より決定いたしました。
詳細は機関誌『日台共栄』の次号(6月号)にも紹介いたしますが、昨日のメ
ールマガジン「台湾の声」で、その模様を報じた台湾の中央通信社の記事を紹介
していますので、転載して紹介します。翻訳は「台湾の声」編集部です。
(編集部)
台湾人と日本の友人が鄭南榕氏を偲ぶ会を開催
(中央社記者張芳明・東京6日)在日台湾人や日本の友人は今日、東京で集会を
開き、16年前に台湾独立運動のため焼身自殺をした鄭南榕氏を偲んだ。台湾駐
日代表の許世楷氏は鄭南榕氏を讃え、彼の犠牲は台湾独立運動を遂行する上で重
大な貢献を行ったと指摘した。
「日台交流教育会」「日本李登輝友の会」、そして日本の「台湾研究フォーラ
ム」は今夜、東京のホテルで「台湾建国烈士 鄭南榕先生を偲ぶ会」を開催し、
200人近くの台湾人と日本人が参列して、16年前の4月7日に警官隊の包囲の中
で焼身自決した、この台独運動の烈士を追悼した。
僑務委員顧問の許明芳が遺族である葉菊蘭女史の代理で出席し、参列者に感謝
の意を表した。その後、台湾研究フォーラム会長の永山英樹氏が祭文を奏上し、
それに続いて参列者が一人一人献花を行った。
引き続き、許世楷氏が鄭南榕氏と1988年に知り合った後の交際の経緯を詳
細に語った。許氏は「鄭南榕氏は台湾から逃亡するチャンスもあったが、それを
敢えてせず、最後は自焚して台独運動の信念を貫いた。その犠牲は台湾に独立を
主張する言論の自由をもたらし、また運動を大きく前進させた」と述べた。
1988年12月、鄭南榕は彼の発行する『自由時代』に許世楷氏の起草した
「台湾共和国憲法草案」を掲載したことで、司法機関から反乱罪に問われ、出頭
を命じられたが、彼はそれを拒否して門を閉ざして対抗し、71日間の籠城の後
、警官に包囲される中で焼身自殺を遂げた。享年42歳。
※訳者註 記事からは「台湾研究フォーラム」以外の「日台交流教育会」と「日
本李登輝友の会」が在日台湾人の団体であるかのように受け取れますが、実際
これら団体はすべて日本人が中心のものです。この集会は、外国人である日本
人の主催で行われたというところにも意義があるようです。台湾人団体は今回
、すべて後援にまわりました。
『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html
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『日本之声』http://groups.yahoo.com/group/nihonnokoe Big5漢文
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