よくないニュースが飛び込んでまいりました。
読売新聞のインターネット「YOMIURI ONLINE」版が本日零時過ぎに掲載
した報道によりますと、李登輝前総統は訪台した日本の国会議員に対して「医師とも相談
したが、体の具合もあり、今回はおそらく行かないと思う」と述べたと言われたとのこと
です。下記にその全文をご紹介します。
おそらくこれは、21日から超党派国会議員連盟「日華議員懇談会」(平沼赳夫会長)が
4日間の日程で訪台していますので、この議連のメンバーとお会いになったときに示唆さ
れたようです。
読売の報道では、李登輝前総統や事務所に直接確認したわけではなく、議員から聞いた
という伝聞の形をとっています。また「おそらく」ともおっしゃっていたようですので、
まだ訪日中止とか延期が確定したという内容ではありません。
さらに、「今回は」と限定されているようですので、9月12日からの訪日をさしているも
のと見られますが、訪日自体が中止なのか、それとも延期なのかは不明です。
ともかく、このニュースは共同通信や時事通信などの通信社をはじめ、他紙でも報道し
ておらず、今のところ読売一紙だけのようです。
本会としても確認を急ぎますが、いずれにしても事態は急を告げています。読売の勇み
足であってくれることを祈るばかりです。
歓迎メッセージは続々と届いておりますので、今日も掲載いたします。 (編集部)
台湾の李登輝前総統、訪日再延期を検討
【8月23日 読売新聞】
【台北=石井利尚】台湾の李登輝前総統(83)は22日、訪台した日本の国会議員ら
と会談し、9月12日からの訪日計画について、「体調不良」のため、再延期を検討して
いることを明らかにした。
出席した議員に、李氏は「医師とも相談したが、体の具合もあり、今回はおそらく行か
ないと思う」と述べたという。