進する意義について強調した。台湾国際放送が伝えているので下記にご紹介したい。
潜水艦を自前で建造することをはじめ、蔡英文総統の国軍への思いは、国防部長や参謀総長の布
陣にも表れていて、これまでの総統に見られないほど強いように見受けられる。それだけ中国の圧
力を肌身で感じている証でもあろうし、国軍こそ愛国心を発露すべきとの思いもあるのかもしれな
い。
総統が漢光演習視察、自主防衛を強調
【台湾国際放送:2017年5月25日】
http://japanese.rti.org.tw/news/?recordId=68640
蔡英文・総統が漢光演習を視察、自主防衛の意義を強調した。新たな国防戦略を検証するため
の、漢光33号実弾演習が25日、離島の澎湖で行われた。蔡英文・総統の視察の重点は敵の上陸を阻
む陸軍と空軍の合同作戦で、国軍は強力かつ正確な防衛能力を示し、蔡・総統はこれを高く評価した。
蔡・総統は、「国軍はまちがいなく平時に救助活動ができ、有事に戦える精鋭部隊だ。さらに得
がたいことは今日の三軍合同演習における完璧な連携であり、三軍一体、手足の如くという精神を
十二分に発揮した」と大いに称えた。
蔡・総統は、総統就任以来、軍務の革新や軍人の尊厳向上に取り組んでいるのは、これが政府が
国軍をサポートする最も大切な仕事だからだと強調、新たな軍備や老朽化した兵舎の改修などにも
着手していると説明した。
蔡英文・総統はまた、政府が自主防衛を推進していることの三つの意義を説明、「まず、一定の
研究開発力を備えてから、国の安全保障と国防の軍事的ニーズにあわせ、最も必要で適切な武器を
開発して国防力を高める。次に、国防産業の投資を通じて内需を生み出し、台湾の科学技術と産業
の発展を同時にもたらす。また、雇用機会を創出する。第三に、最も重要な意義は、自主防衛を目
指すことで、我々が世界に向けて自衛の決意を示すことだ」と述べた。