盧千恵・代表夫人の翻訳書『ゴンダールのやさしい光』

日本語の『やさしい』という言葉はとても美しい

 いささか前のことになりますが、盧千恵さんは、許世楷駐日代表とともに日本
に赴任される前、アフリカ・エチオピアで食糧配布ボランティアに参加した青年
のエピソードを絵本化した『ゴンダールのやさしい光』(文:みなみななみ、絵
:葉祥明、A4判・ 44ページ・定価 1680 円、2001年10月、自由国民社)を漢文
に翻訳し、『剛達爾温柔的光』(玉山社)というタイトルで出版されています。
 来日される直前、出版パーティーが開かれ、その模様を西日本新聞が伝えてい
ますのでご紹介します。                    (編集部)


 童話の力=台湾・台北
 【西日本新聞 2004年7月4日朝刊掲載】

 『剛達爾温柔的光(ゴンダールのやさしい光)』という日本の童話が台湾で翻
訳出版された。飢餓に苦しむエチオピアで、ボランティアとして食糧配給に参加
した神田英輔さんの実体験に基づく。
 ゴンダールで食糧が配られると聞いた幼い姉妹が、徒歩で三日がかりでたどり
着くが、村人でないため、護衛兵に追われた。ところが、一人の村人が自分のテ
ントに泊め、自分の家族のためにもらったわずかばかりのトウモロコシと粉ミル
クを分け与え、母親の元に帰したという話だ。
 訳者の盧千恵さんは、日本の大学で児童文学を研究した台湾の著名な児童文学
作家。夏休みに日本に住む家族を訪ねたおり、九歳の孫娘が絵本を広げて涙をた
めている姿が目にとまり、この本を知ったという。
 出版記念会で盧さんは「日本語の『やさしい』という言葉はとても美しく、多
くの意味を含んでいる。翻訳は難しかったが、台湾の子どもたちの心を打つと思
う」と語った。
 孫の涙が生んだ一冊の本。日本の優れた児童図書が今後も翻訳出版されれば、
きずなは一層深まるだろうと感じ入った。 (台北・竜口英幸)


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