河津桜の苗木1,000本が台湾に無事到着

本会は育桜会と協力して平成18年(2006年)から毎年1,000本の河津桜の苗木を台湾の
李登輝之友会全国総会に寄贈しています。

 台湾に植物を送るには、絶対に持ち込んではいけないセンチュウ(線虫)などの病害虫
が付いていないかどうかをチェックするため、植物検疫という厳重な関門を通過しなけれ
ばなりません。もしここで不合格になると、新たに1,000本をそろえて改めて検疫を受け
なければなりませんし、予定日に着かないことにもなり、準備万端で心待ちにしている台
湾側に大変な迷惑をかけてしまうことになります。

 検疫の結果発表を待つ心境は、まさに受験生と同じ。2月10日午前11時10分、「無事通
過」の連絡が入ったときは、心からホッとしました。

 河津桜の苗木はその日のうちに台湾に着き、彰化県芬園郷渓尾村にある仮植樹地に運ば
れました。ここで1年間の仮植樹を経て、来年2月11日以降、本植樹として台湾各地に植え
られることになります。

 これまでお贈りした苗木は4,100本に達していますが、台湾側も接木などで一生懸命に
増やしています。台湾の人々も桜が大好きです。満開の花の下、一緒に「日式花見」がで
きる日も遠くないようです。

 なお、河津桜は静岡県河津町が原産地。毎年、地元では「河津桜まつり」が開かれてい
て、今年も2月7日から3月10日まで第19回河津桜まつりを開催しています。いま現在の開
花情報なども分かる、すぐれもののホームページもあります。        (編集部)

■第19回河津桜まつり
http://www.kawazu-onsen.com/sakura/sakura.htm



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