挙がっている。本日(3月14日)、新党名を決定すると伝えられている。
産経新聞はすでに「自民党中堅議員によると、千葉県内のイベントに参加するため来日中の民進
党の議員と10日、都内で会談した際、『せっかく政権交代を果たすのに、日本の民主党が民進党に
変わったらわれわれのイメージが悪くなる。やめてほしい』と語ったという」と報じている。
また、民主党の有田芳生・参院議員は、この産経記事について「偉そうですね。台湾の政党のこ
となど関係ありません。ここは日本です」と反発しているという。要するに「内政干渉」するなと
言いたいようだ。
報道によれば、「民進党」案を推す維新の江田憲司・衆議院議員は「民とともに進む政党なん
だ、常に国民の立場に立って政治を進めていくのだという意味を込めた」と説明しているという。
台湾の民進党の正式党名は「民主進歩党」。そういう意味なら「パクリ」とは言えないかもしれ
ない。しかし、民進党と聞いてイメージするのは台湾の民進党しかない。その意味で、民進党議員
が「われわれのイメージが悪くなる」という気持ちはよく分かる。
メルマガ「台湾の声」編集長の林建良氏は「台湾人にとっては極めて迷惑な話だ。その党名をや
めてほしい。新党名は『民共党』(民主共産党)にした方がふさわしいではないか」と猛反発して
いる。
どうしたって、安易な感じはつきまとう。ただし、民主党にしたところで、そもそもアメリカに
あるのだから、今度はその民主党がらみで、台湾にある党名を日本の政党が名乗ったところで、関
係者に不快感を募らせ、合流した新党に新鮮さを感じさせない程度に終わるのかもしれない。
それになにより、この合流は参院選の数合わせ、野合だとも言われるのだから、合流状態がいつ
までもつかである。今日の決定を楽しみに待ちたい。