機関誌『日台共栄』2月号は李登輝前総統来日を特集

李登輝前総統の「台日関係と台湾制憲運動について」

 いささか遅くなりましたが、2月中旬に発行した機関誌『日台共栄』2月号(
第5号)の内容についてご紹介します。
 特集は李登輝前総統の来日です。本会を代表して小田村四郎会長が中国政府の
常軌を逸した日本非難の不当性や日本政府の対応について執筆。また、金沢でふ
るさと偉人館をご案内した「八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会」世話人代表で
事務局長の中川外司氏には、その時の様子や石川県での歓迎の様子について書い
ていただきました。帝塚山大学名誉教授で本会理事の伊原吉之助氏には、これま
で来日できなかった経緯について詳しく書いていただいています。
 12月27日のご到着から1月2日のご帰国までの6泊7日の全貌については、本
会の早川友久・青年部部長が執筆、飛行機の便名や列車の名称や発着の時間など
も網羅して詳細を伝えています。また、名古屋城を散策される一行のオリジナル
写真や、本誌の独自ルートで入手した京大の恩師・柏祐賢氏が来日直前に「李登
輝先生 三十一にお待ちしております」と揮毫された李登輝前総統宛の色紙など
も掲載しています。
 各地での歓迎は、名古屋空港には500人もの人々が集まるなど、どこでも熱狂的
なほどの歓迎ぶりでしたが、その様子を編集部でまとめています。関空のお見送
りには600人を超す人々が集まりましたが、なんと元旦の夜に島根から大雪をつい
て車で19時間をかけて駆けつけた女性の手記には、本当に驚かされました。
 その他、本会の「来日歓迎声明と政府への要望」も掲載し、この号で来日につ
いてほとんど網羅した内容となっています。
 昨年の10月30日、「台日関係と台湾制憲運動について」と題して、第1回台湾
李登輝学校研修団で行われた李登輝前総統の特別講義も掲載しています。迫力あ
ふれるこの講義は、日本と台湾がなぜ正常な関係になれないのか、なぜ台湾人は
自国へのアイデンティティが低いのか、中華民国という国家はすでに存在してい
ない理由などについてお話されたものです。台湾の歴史と現状を理解するにはう
ってつけの内容です。

■ご参考まで下記に目次を掲載しました。会員以外の方でこの2月号をご希望の
 方には、80円切手を5枚お送りいただければ、すぐにお送りします。本会事務
 局まで、ご氏名、ご住所、冊数を明記の上、切手とともにお申し込みください。
                               (編集部)


特集●李登輝前総統来日!!
李登輝前総統の来日実現を喜ぶ●小田村四郎
李登輝先生を金沢にお出迎えして●中川外司
李登輝さん、いらっしゃい●伊原吉之助
日台の絆を強めた思索と感謝の旅●早川友久
万歳の嵐、日の丸の波●本誌編集部
来日歓迎声明と政府への要望●小田村四郎

台湾と私⑸ 高砂族に命を預ける●門脇朝秀
台日関係と台湾制憲運動について●李 登輝
第三回総会のご案内
日台共栄前史⑸ 言語学から見た台湾人と日本人の源流●黄 文雄
平成十六年・日台共栄の夕べレポート●本誌編集部
編集部だより

日台共栄写真館 12月27日〜1月2日 李登輝前総統来日 表紙2
日台共栄写真館 12月23日 平成16年 日台共栄の夕べ 表紙3



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