昨日(10月28日)、嘉義県民雄郷三興村にある国立中正大学が創立25周年を迎え、創立に尽力さ
れた李登輝元総統に社会科学名誉博士号を授与した。中央通信社の記事から紹介したい。
れた李登輝元総統に社会科学名誉博士号を授与した。中央通信社の記事から紹介したい。
中正大学では、早速、ホームページでその様子を3枚の写真とともに伝えている。
◆中正大學催生者 前總統李登輝獲頒名譽博士
http://www.ccu.edu.tw/show_news.php?id=3290
筑波大などを参考にした台湾の名門校、李登輝氏に名誉博士号
【中央通信社:2014年10月28日】
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201410280006.aspx
(嘉義 28日 中央社)日米の大学を参考に建設され、今年で創立25周年を迎えた国立中正大学
(嘉義県)は28日、同校創立の立役者である李登輝元総統に名誉博士の称号を授与した。
中正大の呉志揚学長によると、1987年当時、副総統を務め、大学設立準備委員会のメンバーでも
あった李氏は、学校の建設に際し日本の筑波大学や米スタンフォード大学を視察し、校舎竣工後も
引き続き学校の発展に関心を寄せていたという。
名誉博士の称号は、学校の創設過程における李氏の貢献に感謝するために贈られ、この日は政治
哲学に関する講演も行われた。
李氏は政治、経済、文化的に独立している台湾は世界の一部で、いかなる大国の一部でもないと
強調。台湾が中国大陸の軍拡に対抗するには日本などの民主主義国家との協力強化が必要不可欠だ
と述べた。
また、李氏は「台湾の主張」や「私は私でない私」など自らの著書と関連の映像資料などを中正
大学に寄贈した。
(江俊亮/編集:荘麗玲)