で、李元総統が7月21日から26日にかけて来日というニュースが駆け巡った。
もっとも早く報道したのは台湾の中央通訊社で、発表から30分を経ないで報じ、中國時報が続い
た。邦字紙では産経新聞が最初だった。下記にその産経の記事をご紹介したい。
また、報道順に邦字紙を紹介すれば、時事通信、共同通信、中日新聞、東京新聞、読売新聞、日
本経済新聞、朝日新聞、毎日新聞となり、北海道新聞や河北新報、西日本新聞、熊本日日新聞など
のブロック紙は共同通信を転載して伝えている。
産経の記事にもあるように、実現すれば、総統退任後の2001年(平成13年)4月ご来日以来、7度
目となる。今回は、2007年5月、2008年9月、2009年9月と3年続けてのご来日に続く2年続けてとな
り、これまでは短くてもほぼ1年の間を置いてだったが、昨年9月からは10ヵ月しか経っておらず
もっとも間隔が短いご来日となる。
台湾では「夫人の曾文恵・女史、および二人の娘に伴われて、日本の東京、福島、宮城県の仙台
を訪問する」(台湾国際放送)と伝えている。
李元総統は5月の李登輝学校研修団でもいつもと変わらず快活に講義されていたが、最近も体調
を崩されることなくお元気だそうだ。仄聞するところによれば、今回のご来日には昨年以上に熱心
なご様子で、李元総統ご自身たいへん楽しみにされているという。
本会も会を挙げてご来日を歓迎したい。後日、歓迎ポイントなどを案内する予定だ。
台湾・李登輝元総統が訪日へ 震災被災地など訪問 21日から
【産経新聞:2015年7月8日】
【台北=田中靖人】台湾の李登輝元総統(92)の事務所は8日午前、李氏が今月21〜26日の予定
で訪日すると発表した。李氏の訪日は1年ぶり7回目。
李氏は21日に東京入りし、22日に衆院議員会館で演説、23日には日本外国特派員協会で講演す
る。24日に福島県郡山市で先進がん治療を視察。25日は宮城県松島町で2007年、「奥の細道」をめ
ぐった際の記念句碑を訪れる。26日には同県岩沼市の「千年希望の丘」で東日本大震災の慰霊碑に
献花し、台湾への帰途に就く。