昨日の本誌で、肺炎で入院中の李登輝元総統は「早ければ本日(11月6日)にも退院でき
るのではないか」との関係者の話を紹介したが、予想と期待どおり、昨日の午前中に退院
された。
るのではないか」との関係者の話を紹介したが、予想と期待どおり、昨日の午前中に退院
された。
中央通信社の記事では「16日にもシンポジウム閉幕式への出席が予定されている」とあ
るが、その前に国内外の賓客との懇談なども予定されていて、それも予定どおり行われる
というから、本復に近いご体調で退院されたようだ。
肺炎で入院していた李登輝元総統、きょう午前退院
【中央通信社:2013年11月6日】
(台北 6日 中央社)李登輝基金会の王燕軍秘書長は、軽度の肺炎で先月末から台北市内
の総合病院に入院していた李登輝元総統が6日午前、10日ぶりに退院し自宅療養に入ったと
公表、各界からの心遣いに李氏が感謝していると述べた。
李氏は先月末、「命の旅」(生命之旅)と銘打って出かけた台湾東部への旅行の終盤で
体調を崩し発熱、10月28日に台北栄民総医院に入院、今月2日挨拶に立つはずだったシンポ
ジウム開幕式への出席予定を急遽取り消した。
入院後の検査で肺の一部が炎症を起こしていることがわかり、各種治療が施された。高
齢であることを考慮し強い薬物は使われず10日間入院、その後熱も下がり、きょう午前退
院、今後は自宅で療養するという。
本来はこの16日にもシンポジウム閉幕式への出席が予定されている李氏の健康状態に関
心が集まっているが、王秘書長は李氏はもう退院して大丈夫なので安心してほしいと述べ
た。
(蘇龍麒/編集:谷口一康)