発端は、台北日本人学校がある天壽里(里は行政の最小単位)の陳伯同・里長(町内会長に相当)より、里内にある蘭興二号公園が改装されて新たに生まれ変わるため、せっかく日本人学校を域内に抱えるのだから、日本を代表する桜を植えたいという希望が学校に寄せられたことでした。
その旨が、台北在住の早川友久・本会理事より連絡があり、本会から苗木6本を寄贈することになった次第です。今月29日には、桜の苗木が学校側から里長に寄贈され、うち1本は学校の関係者とともに蘭興二号公園に植樹されました。
この桜が数年後には大きく育ち、日本と台湾を結ぶ友好の証として台湾の皆さんや、日本人学校で学ぶ子どもたちを楽しませてくれることを期待しています。
台北日本人学校校長の近藤裕敏先生からは、寄贈したその日のうちに「蘭興二号公園の一番栄えるところに植えてきました。地域の方々も集まってくださり、とても感謝してくださいました。あとはすくすく成長して、すてきな花が咲くのを待つだけです。日本人学校が全面に出て申し訳ありませんが、地域の方々に喜ばれてありがたいです」という礼状とともに、天壽里の陳伯同・里長さんや町内の皆さんとともに河津桜を植樹した写真を送っていただきました。
◆本会ホームページ:蘭興二号公園に天壽里の皆さんと河津桜を植樹 http://www.ritouki.jp/index.php/info/20190131/
なお、本会は一昨年(2017年)12月にも台北日本人学校に河津桜の苗木5本を本会からお贈りしていて、学校側はそれを士林国民小学に寄贈しています。士林国民小学は芝山巌学堂を始まりとしていて、校内には「国民教育発祥の地」という碑もあり、芝山巌学堂を開いた伊沢修二(いさわ・しゅうじ)を初代校長としている日本ととても縁の深い学校です。