終戦から30年ほど経た1974年12月、インドネシアのモロタイ島で台湾出身日本兵の中村輝夫が発見されたことを知った、台湾独立運動の先駆者で台湾語研究者の王育徳氏(1924年1月30日〜1985年9月9日)は、台湾には日本から見放された元日本兵が数多くいることに気づき、早くも翌年2月28日に「台湾人元日本兵士の補償問題を考える会」を設立し、訴訟と議員立法を促す両面から活動を展開しはじめました。
その後、有識者、弁護士、台湾兵元上官、国会議員、一般市民など多くの日本人も支援したことで、12年後の1987年9月、台湾人元日本兵の戦死者遺族と戦傷者に一律200万円の弔慰金を支払う法律が制定されるに至ります。
戦後日台間の特筆すべき歴史の事実ですが、ほとんど知られていない歴史でもあり、王育徳氏を父とし、自らもこの問題を調査してきた王明理さんに、台湾人元日本兵の補償問題の全貌についてお話しいただきます。
セミナー終了後は、講師を囲んで懇親会を開きます。ご参加の方は、申し込みフォーム、メール、FAXにてお申し込み下さい。
記
◆日 時:令和元年(2019年)6月22日(土) 午後2時30分〜4時30分(2時開場)
◆会 場:文京区民センター 3-C会議室
東京都文京区本郷 4-15-14 TEL:03-3814-6731 【交通】 都営地下鉄:三田線・大江戸線 春日駅 A2出口 徒歩2分 東京メトロ:丸ノ内線・南北線 後楽園駅 4b出口 徒歩5分 JR総武線 水道橋駅 東口 徒歩10分
◆演 題:台湾人元日本兵の補償問題 ─ 日本人が官民一体となって実現した戦後補償
◆講 師:王明理さん(台湾独立建国聯盟日本本部委員長)
[おう・めいり] 東京都生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒。台湾独立運動の先駆者 で台湾語研究者だった王育徳・明治大学教授の次女。2011年9月、台湾独立建国聯盟日 本本部委員長に就任し現在に至る。著書に詩集『ひきだしが一杯』、詩集『故郷のひま わり』。訳書にジョン・J・タシク編『本当に「中国は一つ」なのか』。編集担当書に 『王育徳全集』、王育徳著『「昭和」を生きた台湾青年』、王育徳著・島村泰治訳 『Taiwan:A History of Agonies』。本会理事、在日台湾婦女会理事、日本詩人クラブ会員。
◆参加費:1,500円(会員) 2,000円(一般) 1,000円(学生) *当日ご入会の方は会員扱い
◆申込み:申込フォーム、メール、FAXにて。 *6月21日(金) 締切
申込みフォーム:https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/m85qxmzjhqch E-mail:info@ritouki.jp FAX:03-3868-2101
◆懇親会:講師を囲んで会場の近くにて [参加費=3,000円 学生:2,000円]
◆主 催:日本李登輝友の会 〒113-0033 東京都文京区本郷2-36-9 西ビル2A TEL:03-3868-2111 FAX:03-3868-2101 E-mail:info@ritouki.jp HP:http://www.ritouki.jp/ Facebook:http://goo.gl/qQUX1 Twitter:https://twitter.com/jritouki
令和元年(2019年)6月22日「第46回台湾セミナー」申込書
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