【台湾の声ニュース:2015年6月15日】
6月14日、在日台湾同郷会および在日台湾婦女会の幹部らによる会合が開かれ、2012年の総統選
挙に向けて結成された「日本蔡英文後援会」の活動を、2016年の総統選挙に向けて再開することが
決定された。会長には在日台湾同郷会会長である邱文章医師が選出され、事務局を在日台湾婦女会
会長である張信恵氏が務めることになった。
「日本蔡英文後援会」は、日本での催しを主催するための台湾人団体のプラットフォームとな
る。日本人の団体は協賛団体として協力することが出来る。蔡氏は、今回、米国訪問ではホワイト
ハウスを訪れるなど重視を受けており、日本でも、それにふさわしい盛大な催しを行いたいとして
いる。連絡先は、0424-22-4604(張信恵)まで。
会合では、手抜かりさえなければ、米国との信頼関係を構築した蔡英文氏が当選する可能性が高
いという見方が示され、同時に行われる立法院選挙で民進党、および「時代力量」などの第三勢力
を含む反国民党勢力が、とくに北部において、どれだけ国民党の議席を奪えるかが課題であるとさ
れた。また、国民党の公認候補となる予定の洪秀柱氏が、「台湾人である」、「台湾語で討論に参
加する」と、これまでの「統一派」のイメージを変えようとしている中、前回の選挙で女性票に課
題が残ったといわれる蔡英文氏が弱点を克服できるかが大切であるとする見方や、選挙本部と党本
部の二重構造の解消が必要であるという見方も示された。