現在、日本李登輝友の会の支部は全国に8つあります。各支部がどのような活
動をしているのか、機関誌『日台共栄』第7号(6月号)よりをご紹介いたしま
す。
日本李登輝友の会へ入会を希望される方は、東京の本部へご連絡いただいても
結構ですが、該当する県にお住まいの方は、支部へご連絡していただいても大丈
夫です。日台交流活動は東京だけで行っているわけではなく、各地の支部でも活
発に行っておりますので、一緒に活動したいという方はぜひご連絡ください。
また現在、青森、秋田、宮城、茨城、神奈川、石川、福井、愛知、岐阜、京都
、山口などで支部設立の動きがありますが、それ以外の県で、支部設立に力を尽
くしたという方は日本李登輝友の会事務局までご連絡ください。 (編集部)
日本李登輝友の会
〒102-0075 東京都千代田区三番町7-5-104号
TEL 03-5211-8838 FAX 03-5211-8810
E-mail ritouki-japan@jeans.ocn.ne.jp
■福岡県支部 3月12日に設立
5月15日には中嶋嶺雄・国際教養大学学長を講師に時局講演会
これまで九州の支部は熊本県(紀伊進支部長)だけでしたが、去る3月12日、
福岡県にも支部が開設されました。1月1日に静岡県に設立されていますので、
今年に入って2番目で、全国では8番目の支部となります。
この日開かれた設立発起人会兼理事会では、役員人事や会則、総会開催などに
ついて協議し、以下のことが決定しました。
支部長には久留米大学経済学部教授で経済学博士の大矢野栄次氏、副支部長に
は、同じく久留米大学経済学部教授の中村靖志氏、在日台湾同郷会副会長の徳山
世雄氏、事務局長にはアジアプラン代表の永嶋直之氏がそれぞれ就任しました。
また顧問は4人おり、本会理事で久留米大学法学部教授の張国興氏(筆頭顧問)
、大分合同新聞社特別顧問の高浦照明氏、元陸自一佐の木下富夫氏、合気道師範
の山田専太氏が就任。さらに理事には、九州産業大学経済学部教授の朝元照雄氏
などの学者や元長町、会社や旅館の経営者が入るなど多彩な顔触れとなっていま
す。
今後は幅広く市民組織として発展させていくために、役員には実業界、マスコ
ミ界、教育界などの多様な分野から勧誘していくとのことです。
また、顧問を除く役員は正会員以上を有資格者とすることや、上期中に50名の
会員を確保して総会を開催することも決定されています。
すでにメールマガジンでもお知らせしましたが、5月15日には福岡市内のエル
ガーラにおいて、国際教養大学の中嶋嶺雄学長を講師に「アジア時局講演会」を
開催しています。
この講演会は台湾研究会、福岡李登輝友の会、福岡・台湾友誼センターの三者
が共催、台北駐福岡経済文化弁事処が後援し、中国が定めた反国家分裂法を巡っ
て中国は台湾をどうしようとするのかをテーマに開きましたが、福岡李登輝友の
会設立をアピールすることも目的の一つでした。
約150人が参加し、反国家分裂法の本質を抉る中嶋氏の講演に熱心に聞き入って
いたそうで、大成功裡に終わっています。
来る9月には「台湾で活躍した福岡県出身者」をテーマに企画を進行させてい
るそうで、福岡李登輝友の会の今後の展開が大いに期待されます。
■山梨県支部 2月19日に第1回総会を開催
記念講演の講師は岡崎久彦副会長
いさかか旧聞に属しますが、去る2月19日、山梨県支部(梶原等支部長)の第
1回総会が甲府市内のホテル談露館にて開催され、本部からは柚原正敬事務局長
が参加しました。
梶原支部長は開会挨拶で支部設立までの経緯を説明し、特に昨年6月、李登輝
前総統を表敬訪問したとき「戦う哲人」という印象を抱き、支部設立の直接のき
っかけになったことを報告しました。次いで、李登輝前総統と黄崑虎・李登輝之
友会総会長からの祝辞が披露されました。
記念講演は外交評論家で本会副会長の岡崎久彦氏。21世紀最大の問題は中国問
題で、米中が衝突するとすれば台湾しかないことを指摘し、日本は対中国、対台
湾、対朝鮮の全てにおいて日米同盟を強化しておけば50年間は問題がないと力説
され、百名を超える参加者は熱心に聞き入っていました。
その後の懇親会も、普段から親交が深いライオンズクラブ・メンバー中心の支
部らしく、和気藹々の雰囲気のなか滞りなく盛会裡に終わりました。
なお、来る7月28日には納涼会を企画していて、小田村四郎会長と拓殖大学日
本文化研究所所長で本会理事の井尻千男氏(甲府出身)が出席します。
■新潟県支部 李前総統を表敬訪問
李登輝前総統が「必ず新潟に寄る」と明言
新潟県支部(伊藤栄三郎支部長)は、表敬訪問団を組んで李登輝前総統とお会
いし、李登輝杯ゴルフ大会を催したり支部通信を刊行するなど、本会支部第1号
としてこれまで活発な活動を展開しています。
去る2月24日から27日にかけ、第2回目の表敬訪問団を組んで訪台し、李登輝
前総統ご夫妻とお会いしてきました。その折、李前総統は「奥の細道へ行ったら
、必ず新潟に寄りますよ」と明言されたそうです。
この発言に一同は大感激したそうですが、来日を待ち望む多くの人々に勇気を
与え希望を抱かせる発言です。
下記に、下村副支部長からのレポートを紹介します。