とに祝意を表して「基本的価値観を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパート
ナー、大切な友人だ」と指摘、「日台間の交流のさらなる進化を図っていきたい」と述べた。
また、蔡英文氏がTPP(環太平洋連携協定)加盟に意欲を示していることについての質問には
「歓迎したい。台湾がTPPの高い水準を満たす用意をし、参加することになれば、地域の安定と
繁栄に大きく寄与する。台湾と有意義な議論をしたい」と述べ、台湾のTPP加盟へ歓迎の意思を
明確に表明した。
TPP加盟12カ国は来る2月3日、4日、ニュージーランドのオークランド市(Auckland City)に
おいて開催する協定署名式に合わせて「韓国や台湾の早期加盟を視野にTPP参加国・地域の拡大
に向けた調整を本格化させる」という。下記に時事通信のニュースをご紹介したい。
TPP拡大へ調整本格化=韓国、台湾早期加盟視野―来月3、4日に12カ国閣僚会合
【時事通信:2016 年1月23日】
環太平洋連携協定(TPP)交渉で大筋合意した日本や米国など12カ国は、協定署名式に合わせ
て2月3、4日にニュージーランド(NZ)の最大都市オークランドで閣僚会合を開き、韓国や台湾
の早期加盟を視野にTPP参加国・地域の拡大に向けた調整を本格化させる。交渉関係者が22日明
らかにした。世界の国内総生産(GDP)総額の4割近くを占める12カ国は、TPP経済圏のさら
なる拡大を目指す。
焦点は、TPP協定の発効後に加盟を求める国・地域の扱いだ。新規加盟では日米など12カ国の
支持が前提となるため、これまで交渉に参加してこなかった韓国や台湾は早期加盟に向け、個別協
議などの働き掛けを進めている。日本との関係では、韓国、台湾が日本製の自動車や電気機器の関
税の扱いが大きな争点となる。アジア域内ではフィリピンやタイ、インドネシアもTPP参加に意
欲を示している。