活躍する陽岱鋼(よう・だいかん)選手のことだ。
韓国メーカーからオファーを蹴って、台湾メーカーと契約し、自分のフェイスブックで
「俺一人の力は取るに足らないが、自分の故郷のために少しでも何かをやりたい。台湾人
の俺たちが台湾を愛さずに、誰が愛してくれるだろうか」と書き込んだ。すると「いい
ね!」が12万人以上にものぼり、報道によれば、「これぞ男の中の男だ」「台湾への愛を
言葉ではなく行動で示した」などと称賛の声が寄せられているという。
わざわざ中国で「私は中国人」と言う某政党の名誉主席などは、陽岱鋼の爪の垢でも煎
じて飲むべきだろう。こういうまっとうな発言を支持する台湾人が多いことに、安心もす
る。
日本ハムの陽、「もっと台湾を愛そう」投稿で「いいね!」が12万人
【中央通信社:2013年8月31日】
http://japan.cna.com.tw/news/aart/201308310005.aspx
写真:黒松沙士(サーシ)イメージキャラクター発表会での陽岱鋼(中央)。今年5月、札
幌ドームにて(写真=黒松提供)
(台北 31日 中央社)日本プロ野球、日本ハムの陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)が28日、フ
ェイスブックで韓国製品のイメージキャラクター起用の申し出を断ったことを明らかに
し、台湾への熱い気持ちを語った。この投稿が発表されるやあっという間に注目を集め、
「自由時報」、「聨合報」などにも取り上げられた。台湾時間31日午後7時時点で「いい
ね!」を押したファンは12万3000人に達し、投稿をシェアした人も1万7000人を上回っ
た。
陽の投稿内容(原文中国語)は以下の通り。
「台湾は韓国のような気迫に欠けているとずっと思ってきたし、各国球界の諸先輩方のこ
とは大変尊敬している。しかしだからといって台湾の選手がほかの国に劣っているとは思
わない」
「俺をイメージキャラクターに起用しようとする韓国企業のギャラがめちゃ高かったんだ
けど、やっぱり最終的には台湾の老舗飲料メーカー、黒松を選んだ。確かに(韓・中も立
派、例えば中国ご自慢の)ジャイアントパンダも可愛いが、俺たちにはタイワンツキノワ
グマという可愛いヤツがいる」
「俺一人の力は取るに足らないが、自分の故郷のために少しでも何かをやりたい。台湾人
の俺たちが台湾を愛さずに、誰が愛してくれるだろうか」
(編集:羅友辰)