天灯がいっせいに打ち上げられる様子は壮観だ。今年はなんと千個の天灯がいっせいに放
たれるという。
日本でも秋田県仙北市西木町(にしきちょう)の上桧内(かみひのきない)というとこ
ろで、この天灯に似た「紙風船」が上げられている。冬の風物詩となっているそうで、毎
年2月10日に「紙風船上げ」は行われている。
確か一昨年は、台湾側が秋田県から「紙風船」を招待して、天灯と一緒に放ったことが
あり、天灯と紙風船で日台交流を行っている。
台湾の小正月(陰暦の1月15日)は元宵節(げんしょうせつ)と呼ばれ、今年は2月6日だ
が、陰暦の元旦(今年は1月23日)から始まる春節は元宵節まで続き、この期間に天灯節が
行われる。
新北市平渓区は、台湾で唯一、天灯を放つことが許可されている区域で、今年は規模を
拡大、計5,800個の天灯を放つという。この区域内であれば、店で購入した天灯を、誰でも
自由に放つことができる。また、1月26日は菁桐小学校、28日は平渓中学校、2月4日(土)
と6日(月)は十分天灯広場で、無料提供の天灯の一斉放天に参加できる。千個の天灯をい
っせいに打ち上げるのは「千灯斉飛」と称され、2月6日の十分天灯広場で行われる。参加
者には限定2,500個の木製のお守りが贈られるそうだ。
下記に紹介する本会の「天燈祭とランタンフェスティバル・ツアー」では、2月6日の
「千灯斉飛」への参加を予定している。
平渓の天灯節 千個の天灯を大空に
【中央通訊社:2011年1月6日】
http://japan.cna.com.tw/Detail.aspx?Type=Classify&NewsID=201201060008#
(新北 6日 中央社)数百個の天灯を空に上げる旧正月恒例のイベント「平溪天灯節(平溪
スカイランタンフェスティバル)」が今月26日から始まり、元宵節(旧暦1月15日)当日に
あたる最終日の2月6日には、これまでに例のない千個の天灯を一斉に放つ。
天灯は熱気球の一種で、大型の紙袋の口に竹ひごを通し、油を染み込ませた紙銭を中央
につけて燃やし、熱した空気を紙袋に充満させて空に放つ。かつては通信手段として使用
されていた。
主催する新北市政府によると、平溪区は台湾で唯一天灯の打ち上げを許可されている地
域で、今年は天灯を放つイベントを1/26、1/28、2/4、2/6の4回行う予定で、全部で5800個
の天灯を参加者に無料提供する。
そのうち2月4日には20フィート(約6メートル)の特大天灯が登場。これまでは総統や政
府高官が放ったが、今年は初めて一般参加者から公式ウェブサイトを通じて募集する。そ
して最終日の2月6日には前例のない千個の天灯を夜空に上げ、参加者の夢や希望、幸福へ
の願いを天に届ける。