【中央通信社:2012年10月14日】
(台北 14日 中央社)台湾のインテリア雑誌の草分け的存在「漂亮家居」が都市部のミ
ドルクラスを対象に行った調査で、日本メーカーが人気家電の上位を独占した。性能やブ
ランド力に加え、環境や節電を意識した低消費電力技術などが支持されているようだ。
この調査は、都市部に住宅を所有する世帯月収8万台湾元(21.5万円)以上の25−49歳
1000人を対象に、7月から8月にかけて行われた。冷蔵庫、クーラーなど計13項目の家電や
家具について、エコ・技術・デザイン・アフターサービス・創造性の面からそれぞれ理想
のメーカーを選んでもらった。
結果は、家具・建材では台湾や欧米メーカーに軍配が上がったが、冷蔵庫では総合1位が
パナソニック、クーラーは日立、テレビとスピーカーはソニー、キッチン用品では象印な
ど、特に家電で日本メーカーがいずれもトップに選ばれ、2位から3位までもほとんどが日
本勢だった。
12日には台北市内で表彰式が行われ、1位となった各日本メーカーの台湾法人も出席し
た。この年度調査は昨年から始まり、「漂亮家居」では、今年のトレンドは「自宅で家族
と過ごす健康的な時間」「エコ、節電、手軽さ」などにあると分析している。