いた。その偉業を知った奇美実業の創業者の許文龍氏が銅像を制作し、この10月24日に
関係者が集い、日月潭近くの魚池紅茶試験支所(現・茶業改良場魚池分場)で除幕式が
行われるという。
東京新聞がそれを伝えているが、本誌でも何度か報じたように、許文龍氏は日本人で
は後藤新平、八田與一、浜野弥四郎、羽鳥又男など、台湾人では李登輝、鄭南榕などの
胸像を制作、最近では鳥居信平の胸像も制作中と漏れ聞くが、新井耕吉郎も制作してい
たとは驚きだ。日月潭にまた新しい名所ができることを寿ぎたい。 (編集部)
台湾紅茶 日本人技師に光 群馬出身 故新井耕吉郎さん
【9月30日 東京新聞夕刊】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008093002000253.html
【台北=栗田秀之】日本の台湾統治時代、台湾紅茶産業の発展に貢献した群馬県利根
村(現・同県沼田市)出身の技師、新井耕吉郎さん(写真、一九〇四−四六年)が新た
に脚光を浴びている。元部下の訪台をきっかけに、台湾実業家の尽力で銅像が造られ、
十月二十四日に故人ゆかりの施設で披露される。
新井さんは二六年、台湾に赴任。中部の湖「日月潭」北方の盆地が紅茶の産地になる
と確信し、三六年に魚池紅茶試験支所(現・茶業改良場魚池分場)を設立、四一−四五
年に支所長を務めた。
四六年に現地で病死したが、台湾の後輩たちが茶業を引き継ぎ発展させてきた。ただ、
世代が若くなるにつれて新井さんの記憶が薄れ「話で聞く」存在になりつつあった。
再び新井さんが脚光を浴びたのは元部下の東京都小金井市、竹下貝吉さん(83)が昨
年一月に分場を訪ねたのがきっかけ。竹下さんが持参した資料に触れた職員たちは「新
井さんがどんな人か、顔も含めてはっきり分かった」と感激した。
さらに、著名な電子産業「奇美」グループ創設者の許文龍さんが昨年十一月に分場に
立ち寄った際、新井さんに強く引かれた。許さんはこれまでも日本人技術者の遺功をた
たえており、銅像を造って新井さんの遺族や分場に贈ることにした。「新井さんは紅茶
産業が末永く発展するよう先を見越して仕事をした。感謝の気持ちでいっぱい」と林金
池分場長は話す。
竹下さんは「手厚く顕彰してもらい、ありがたい」と話し、二十四日には新井さんの
故郷沼田市に暮らす遺族とともに現地に赴く。
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