識と法的な認識や評価を混同し、迷惑をかけたことをおわびしたい」と述べ、「今後は、わが国の
法律に基づいた手続きを適切に履行していく」とも表明したという。
法治国家の日本では「法律に基づいた手続きを適切に履行していく」のは、当たり前のことであ
る。読売新聞が9月14日付けの社説で指摘したように「国会議員が自らの国籍を正確に把握できて
いないとは、あまりにお粗末」だった。
蓮舫議員は問題が発覚したとき「わが国の法律に基づいた手続き」について、どうして法務省に
確認しなかったのだろう。不思議だ。
それにしても、参議院選挙出馬に際して「帰化」して日本国籍になったという説明をはじめ、こ
れまでの蓮舫議員の国籍・戸籍に関する説明はデタラメの連続だった。
「(日本と中華民国が断交した)1972年以降は、国籍の表記としては『中国籍』となっていまし
た」
「1972年以降、私の国籍は形式上『中国』。中国の国内法では外国籍を取得した者は自動的に(中
国籍を)喪失をしているので、二重国籍にはならない」
蓮舫議員はこのような発言をいまだ訂正していない。
民進党 蓮舫代表 台湾籍離脱の手続き完了
【NHKニュース:2016年9月23日】
民進党の蓮舫代表は記者会見で、日本国籍を取得したあとも台湾籍が残っていた問題で、台湾籍
を離脱する手続きが完了したことを明らかにしました。
民進党の蓮舫代表は先に、31年前の昭和60年に日本国籍を取得したあとも、台湾籍が残っていた
ことが確認されたとして謝罪し、台湾籍を離脱する手続きを進めてきました。
蓮舫氏は23日の記者会見で、「午前中、台湾側から『手続きが完了した』という報告と証明書を
受け取った」と述べ、台湾籍を離脱する手続きが完了したことを明らかにしました。
そのうえで蓮舫氏は「過去の記憶に頼ったこともあり、私自身の認識と法的な認識や評価を混同
し、迷惑をかけたことをおわびしたい。今後は、わが国の法律に基づいた手続きを適切に履行して
いく」と述べました。
また、蓮舫氏はこの問題に党内からも批判が出ていることについて「基本的には一人一人問い合
わせがあれば、そのつど、丁寧に答えて説明している」と述べ理解を求めました。