に世論調査を実施して1068件の回答を得たと発表。
馬英九総統が中国の習近平国家主席と会談した際にその堅持を提案した「92年コンセンサス」の
内容について、76.2%が「知らない」と答え、「知っている」は18.2%にとどまる結果となり、中
国側が蔡英文・次期総統に対して「92年合意」受け入れを迫っていることについては62.1%が反対
を示し、80.3%が台湾と中国の関係は「国家と国家の関係」であるべきだと答えたという。
馬英九政権の対中政策がいかに民意から離れていたかが、この世論調査にも歴然と現れている。
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「92年合意」76%が「知らない」、80%が「中台は国家と国家の関係であるべき」―台湾世論調査
【Record China:2016年4月28日】
2016年4月26日、台湾でこのほど行われた世論調査で、中国と台湾が「一つの中国」を認めつつ
解釈は各自に委ねるとした「92年合意(92年コンセンサス、九二共識)」の内容を知らないと答え
た人の割合が約76%に上ることが分かった。米ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)が伝え
た。
調査は台湾・民進党寄りのシンクタンク、新台湾国策智庫が20歳以上を対象に実施し、1068件の
回答を得た。
それによると、自分を「台湾人」と答えた人の割合は84%だった。「中国人」は6.9%だった。
「台湾人」と答えた人の割合を年代別にみると、20代が91.8%、30代が88.6%だった。
馬英九(マー・インジウ)総統の8年間の政権運営については、30%が「満足」、58%が「不
満」と答えた。
「92年合意」の内容については、76.2%が「知らない」と答え、「知っている」は18.2%にとど
まった。
中国側が蔡英文(ツァイ・インウェン)次期総統に対して「92年合意」受け入れを迫っているこ
とについては、62.1%が反対を示した。また80.3%が、台湾と中国の関係は「国家と国家の関係」
であるべきだと答えた。(翻訳・編集/柳川)