学生を対象とした「国際観に関するアンケート」の2011(平成23)年11月発表で「台湾に
最も友好的な国・地域」は日本(56%)が1位、2位は米国(40%)だった。日本は3回連続
の1位。逆に「友好的でない国・地域」の1位は中国(87.9%)、2位は韓国(47%)で中国
は4回連続で1位だった。
台湾の高校生の第2外国語選択率でも日本語は約70%で断トツ。2位のフランス語(13.3%)
や3位のスペイン語(6.7%)を大きく引き離している。
台湾のキャリア雑誌「Cheers」が発表した台湾の若者の海外勤務体験希望者のうち、日
本で働きたいとする人が38.1%で、アメリカの50.3%に次いで2位になったという。中央通
信社の記事から紹介したい。
前にも同様のアンケートが行われたのか不明なので比較はできないが、台湾の若い世代
が相変わらず日本へ熱いまなざしを注いでいることは確かだ。
台湾の若者に人気の海外勤務先 日本が2位に
【中央通信社:2013年6月5日】
(台北 5日 中央社)若い世代向けのキャリア雑誌「Cheers」が発表した意識調査の結果
で、台湾の若者の海外勤務体験希望者(回答者全体の74.2%)のうち、日本で働きたいと
する人が38.1%と、アメリカの50.3%に次いで2位となっていることがわかった。3位はシ
ンガポールで32.4%だった。
1991〜2000年生まれの若者を対象としたこの調査は、5月9日〜20日にかけてインターネ
ットを通じて行われたもので1040人から回答を得ている。
海外で仕事をしたい理由については、「自分の競争力を高めたい」が80.2%とトップを
占め、以下、「海外生活を体験したい」(60.5%)、「ひとり立ちの修業」(48.4)、
「より多くの給料を得たい」(46.6%)、「台湾でやりたい仕事が見つからない」
(11.0%)の順だった。
「最も実現したい人生の目標は?」との問いに対しては、67.5%が「仕事と生活の調
和」を挙げており、「人生を楽しむ」が61.0%、「財産を増やす」が41.6%、「専門知
識・能力を高める」が36.6%、「家庭生活の運営」が34.7%となっている。
「仕事と生活の調和」の内容については、「ウィークデーの残業は可能だが、それ以外
はプライベートの時間に充てられる」、「退社後は仕事のことを何も考えなくていい」、
「勤務はフレックスタイム制で時には在宅でも仕事が可」の3項目を挙げた人が最も多く、
いずれも20%を上回った。
(編集:荘麗玲)