台湾の報道によれば、台湾の高解像度地球観測衛星「フォルモサット2号」は2004年の5月に打ち
上げられ、本来の寿命は5年間だったというが、その後も運営を継続。打ち上げから12年目に入っ
た今年6月21日午前5時20分から正常に働いていないことがわかったという。
上げられ、本来の寿命は5年間だったというが、その後も運営を継続。打ち上げから12年目に入っ
た今年6月21日午前5時20分から正常に働いていないことがわかったという。
この地球観測衛星の故障問題について、台湾の中央通信社は「後続機となる同5号の打ち上げは
今年10月になるとの見通しを語り、それまでは日本に情報支援を求める考えを示した」と報じてい
る。
気象衛星では世界の最先端をゆく日本。台湾からの「情報支援」の要請があった場合、どう答え
るのだろうか。今後の推移を見守りたい。
台湾の地球観測衛星が故障 科学技術相「日本に支援求める」
【中央通信社:2016年6月29日】
(台北 29日 中央社)フランスの技術を使い、2004年に打ち上げられた光学地球観測衛星「フォ
ルモサット2号」で故障が発生し、任務の続行に黄色信号が灯っている。楊弘敦・科技部長(科学
技術相)は29日、後続機となる同5号の打ち上げは今年10月になるとの見通しを語り、それまでは
日本に情報支援を求める考えを示した。
立法院(国会)教育および文化委員会での発言。
2号は当初5年とされていた設計寿命を大きく超えて観測任務を遂行。だが、4つ取り付けられて
いた姿勢制御装置の1つが2011年に故障したほか、別の1つにも今月21日に異常が確認された。復旧
が不可能な場合、観測が続けられない恐れがある。
一方、純国産をうたい、撮影精度を向上させた5号の打ち上げは遅れており、関係者によると、
現在も米国側と調整している段階だという。
(林孟汝/編集:齊藤啓介)