本会から台湾の台日文化経済協会へ寄贈する河津桜200本は、2月21日、樹木を枯らしてしまう線虫などが付いていないかをチェックする数回にわたる植物検疫をパスし、無事にお届けすることができました。
桜苗木の海外出荷は、苗木を植えている畑の植物検疫を受けることから始まります。
昨秋にこの検疫をパスした河津桜200本は、2月16日、横浜植物防疫所成田支所での検疫を通過して成田空港から台湾の桃園空港に空輸。桃園空港では根を切って24間観察する植物検疫を受け、これも無事に通過。2月18日夕刻、台中市内の仮植え地(隔離圃場)に到着しました。
この日は金曜日だったため、週明けの21日、農業委員会動植物防疫検疫局の台中分局による最後の検疫も無事に通過し、ようやくお届けすることができました。
ご案内のように、今回、台日文化経済協会に寄贈した河津桜200本は、同協会から台中市にそのまま寄贈されることになっています。
今後、台中の仮植え地で、法の規定に従って1年間の隔離栽培を経、改めて農業委員会動植物防疫検疫局の検疫を受け、これにパスすればようやく本植えできることになり、この時点で台中市に寄贈されることになります。
なお、今回も昨年11月からはじめた桜募金には、40人ほどの方々から約40万円のご寄付を賜りました。ご寄付いただいた時点で、李登輝元総統ご揮毫の色紙や栞(しおり)などをお礼状とともにお送りして謝意を表してまいりましたが、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
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