3月12日に亡くなられた。
かつて黄霊芝氏が『黄霊芝小説選―戦後台湾の日本語文学』(2012年6月、溪水社)を上梓され
たおり、黄氏と親交深いエッセイストの酒井杏子さんが下記のように紹介していました。この一文
をご紹介することをもって謹んで哀悼の意を表します。
また、朝日新聞はこれまで台湾の俳句界のことなどをよく報じていますが、その訃報記事も下記
にご紹介します。
<黄霊芝氏は台湾を代表する俳人として台北俳句会を主宰し、台湾における日本語の俳句の存在を
内外に知らしめるとともに、戦後の台湾の日本語文学および文芸を牽引してきた第一人者だ。
日本ではそうした氏の功績から、台湾ならではの季語を選定・解説した『台湾俳句歳時記』刊行
によって2004年・第3回正岡子規国際俳句賞を、また2006年には「日本文化紹介に寄与した」とし
て旭日小緩賞を授与し、高く評価してきた。
そのため我が国内においては、文芸家・黄霊芝というよりむしろ日本語を自在に駆使する台湾の
俳聖としてのイメージが定着し、実際には氏が俳句の他に川柳・短歌・随筆・評論・翻訳・小説の
幅広い分野で日本語作品を創出し、また中国語、フランス語での創作も手がけているのを知る人は
思いのほか少ない。>
【朝日新聞:2016年3月17日】
黄霊芝さん(こう・れいし=台湾の作家、彫刻家、本名黄天驥)が12日、台北市内で死去、87
歳。
台南生まれ。日本統治下の台湾で日本語教育を受け、日本語で創作活動した。70年に台北俳句会
を発足し、台湾独自の季語を集めた「台湾俳句歳時記」をまとめた。著書に「黄霊芝小説選」な
ど。国江春菁という筆名もある。
● 桜募金ご協力のお願い 日本から台湾に桜を贈り一緒にお花見をしよう!!
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20151217/
【桜募金要項】
◆ 1口=2,000円
*募金にご協力いただいた方全員のお名前のプレートを植樹した桜に掛け、長く銘記する予定です。
*15口(3万円)以上の篤志者の方には、李登輝元総統ご揮毫の色紙「為国作見證」(印刷)
と「我是不是我的我(私は私でない私)」文鎮を贈呈の予定です。
◆募金期間 平成27年(2015年)12月15日〜同28年(2016年)3月31日
・郵便貯金
日台桜基金会 (ニッタイサクラキキンカイ)
記号・番号:10000・30439851
・ゆうちょ銀行
日台桜基金会 (ニッタイサクラキキンカイ)
店名:〇〇八(ゼロゼロハチ) 店番:008 普通預金:3043985
・銀 行
三菱東京UFJ銀行 本郷支店 普通 0149224
日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)
・郵便振替 *「桜募金」と明記して下さい。
日本李登輝友の会 (ニホンリトウキトモノカイ)