号)が打ち上げに成功した。
本日未明に配信されたDarrell Etheringtonは「先ほどSpaceXは台湾国家宇宙センター(NSPO)
の資源観測衛星の打ち上げに成功した。NSPOのFORMOSAT-5衛星を搭載したFalcon 9ロケットはカリ
フォルニアのバンデンハーク空軍基地の4E発射台から打ち上げられた。予定通り衛星を軌道に投入
した後、ブースターは洋上の自動航行艀に無事着陸した」と報じている。
◆SpaceX、台湾の大型観測衛星打ち上げに成功――年間打ち上げ回数トップ、ブースターも洋上で回収
http://jp.techcrunch.com/2017/08/25/20170824spacex-successfully-launches-its-12th-falcon-9-rocket-of-2017/
純国産地球観測衛星「福衛5号」25日打ち上げ 台湾の宇宙開発発展に期待
【中央通信社:2017年8月21日】
(ロサンゼルス 21日 中央社)台湾初の純国産高解像度地球観測衛星「福衛5号」(フォルモ
サット5号)は25日に打ち上げられる。米国の航空宇宙産業で活躍する台湾出身のエンジニアら
は、台湾の宇宙開発の未来に期待を寄せている。
米航空宇宙局(NASA)に在籍する頼常青氏は、台湾の宇宙計画が発展していくには、福衛5号に
よって築かれた基礎をもとに、「市場の隙間とニーズを考慮し、自身の位置づけを見つけていくこ
とが必要だ」と話す。
2012年8月に火星に着陸した探査車「キュリオシティー」のプロジェクトチームで副チーフエン
ジニアを務める劉登凱氏は、世界各国が人工衛星の開発に乗り出している現状に触れ、台湾はより
高性能な製品の開発に尽力するだけでなく、重要部品のプロバイダーになる方向性も考慮しうると
指摘。台湾は宇宙専用パソコンや恒星追跡器、ソフトウェア、撮影技術などを供給可能だと説明した。
キュリオシティーの操作を担当する厳正氏は、台湾は人工衛星を製造する大部分の技術を獲得し
たからには、今後はより前衛的な方向性を試みてもいいのではないかと話す。例として、宇宙ゴミ
の回収や宇宙空間で故障した人工衛星の修理などを専門に行う衛星の開発を挙げ、「これは台湾が
検討していく価値がある」と語った。
福衛5号は軌道に乗った後、2日ごとに台湾の上空を通過する。広範囲の高解像度画像が撮影可能
で、災害時の救援に活用される予定。
(曹宇帆、朱則イ/編集:名切千絵)