基地に到着した。
P-3C哨戒機は空軍が購入したものだが、11月4日には陸軍がアメリカから購入した通
称アパッチと呼ばれる「攻撃ヘリコプター・AH-64E」30機のうち6機が高雄港に到着した。
台湾の報道によれば、台湾とアメリカの技術スタッフが6日にまず2機を組み立て、陸軍の
台南基地まで飛行、7日に対外的に発表するという。
一方、運航便数の大幅拡大により航空管制の自動化システムの整備を進めている台湾当
局は、これまでの欧州メーカーに替えNECに航空管制レーダーを発注した。日経新聞が
伝えている。
P-3C哨戒機もアパッチ攻撃ヘリも中国大陸の軍備拡大に対抗する目的で購入したもの
だが、その購入に当たっては、日米台の防衛関係者で開いてきた会合でも早期購入を進言
していたという。航空管制レーダーもまた台湾の「戦力」を大幅に高めることになるだろう。
NEC、台湾2空港の管制レーダー受注 10億円で
【日本経済新聞:2013年11月1日】
NECは台湾当局から2空港の航空管制レーダーを受注した。航空機の正確な位置を把握
し、安全な運航と離着陸を支援する装置で、受注額はあわせて10億円。同社は韓国やフィ
リピンでレーダー関連の事業を展開しており、運航便数が拡大する台湾への進出でアジア
事業を加速させる。
台湾桃園国際空港と台中清泉崗空港に納入する。航空機の位置を示すレーダーと運航情
報を交換するレーダーを2015年以降に稼働させる。NECのレーダーは雑音を排除し正確
な情報を認識する能力で定評がある。
台湾は運航便数を大幅に拡大しており、航空管制の自動化システムの整備を進めてい
る。情報の頻繁なやりとりに対応するため、欧州メーカーの既存設備をNECのレーダー
に置き換える。