2月1日付の読売新聞によれば、日本政府が2017年度から台湾との間で「プレクリアランス(事前
入国審査)制度」を導入するための交渉を開始すると報じられている。
「プレクリアランス(事前入国審査)制度」とは、日本政府が派遣する入国審査官が台湾の空港
で税関・入国管理・検疫を済ませてしまう制度で、実現すれば、急増する台湾人訪日客にとって入
国審査にかかる時間が大幅に減少することになる。
台湾との間では、2005年に日本の地方空港で「プレクリアランス(事前入国審査)制度」が試験
的に導入されたことがあった。ただ、関連する報道の際、やはり同じ読売新聞の報道内容に対し、
本会メールマガジン『日台共栄』第75号で「誤解を与えかねない一面的な報道内容」と指摘してい
るので参考にされたい。
◆誤解を与える読売のプレクリアランス(事前審査)制度導入記事【メルマガ日台共栄:平成16年
(2004年)10月4日】
http://melma.com/backnumber_100557_1758176/
また、今般の「プレクリアランス(事前入国審査)制度」実施に向けての交渉について報じられ
た読売新聞の記事を下記にご紹介したい。
◇ ◇ ◇
台湾からの入国、事前審査に…訪日客急増に対応
【2016年2月1日・読売新聞】
日本を訪れる外国人旅行者が2,000万人に迫る中、政府は更なる訪日客数のアップに向けた方策
を検討している。
2017年度からは、日本を訪れる外国人の入国審査をあらかじめ出発地で行う「プレクリアランス
(事前入国審査)」を、台湾との間で再開する方針で、近く台湾と交渉を開始する。スムーズな入
国を可能にすることで、訪日客の増加に対応する狙いがある。
日本政府は05年5月から09年10月まで、国内への定期路線が多い韓国の仁川空港と台湾の桃園空
港に入国審査官を派遣して事前審査を実施していた。再開されれば8年ぶり。
事前審査により、日本に着いてからは、パスポートのチェックと審査官との面接だけで入国でき
るようになる。指紋の採取で過去に不法滞在などをしていた人が見つかった場合には、飛行機に乗
る前に入国拒否を通告する。
● 黄文雄事務所から
【お詫び】1月19日発行(第114号)の「今週のニュース分析」において、「4年前の総統選挙で
は、330万の無効票が出ました。それは蔡英文の票でした」と記述しましたが、これは陳水扁総統
が再選された「2004年の総統選」のことで「無効票は33万票」の誤りでした。ここに、お詫びする
とともに訂正いたします。(2016年2月2日)
● 桜募金ご協力のお願い 日本から台湾に桜を贈り一緒にお花見をしよう!!
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20151217/
【桜募金要項】
◆ 1口=2,000円
*募金にご協力いただいた方全員のお名前のプレートを植樹した桜に掛け、長く銘記する予定です。
*15口(3万円)以上の篤志者の方には、李登輝元総統ご揮毫の色紙「為国作見證」(印刷)
と「我是不是我的我(私は私でない私)」文鎮を贈呈の予定です。
◆募金期間 平成27年(2015年)12月15日〜同28年(2016年)3月31日
・郵便貯金
日台桜基金会 (ニッタイサクラキキンカイ)
記号・番号:10000・30439851
・ゆうちょ銀行
日台桜基金会 (ニッタイサクラキキンカイ)
店名:〇〇八(ゼロゼロハチ) 店番:008 普通預金:3043985
・銀 行
三菱東京UFJ銀行 本郷支店 普通 0149224
日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)
・郵便振替 *「桜募金」と明記して下さい。
日本李登輝友の会 (ニホンリトウキトモノカイ)
00110−4−609117