「台湾アイデンティティー」が7月6日、東京・東中野の「ポレポレ東中野」で公開され、
全国ロードショウーが開始されます。
今回の登場人物は“日本語世代”6人。エリートの父親を蒋介石の白色テロで処刑され、
自身も長年にわたって執拗な尋問を受け続けた台湾原住民族、ツオウ族の高菊花さん。海
軍志願兵となった、高菊花さんの叔父の鄭茂李さん。台湾少年工として神奈川県の高座海
軍工廠で働き、挺身隊員だった妻を連れて戦後台湾に戻って小学校教員を務めた黄茂己さ
ん。日本兵として終戦を迎えたインドネシアに残り、同志とともにインドネシア独立運動
を戦った宮原永治さん。航空通信士として北朝鮮で敗戦を迎え、シベリア抑留を体験し日
本へ戻った呉正男さん。台湾人の父と日本人の母をもち、台湾独立派の日本語冊子を翻訳
しようとして反乱罪で逮捕され、緑島に8年間収監された張幹男さん。
本会会員はもちろん、日台関係者必見の映画となった。朝日新聞がこの映画について紹
介しているので、下記に紹介したい。
なお、本会でも「前売券」を取扱っています。送料込みで1,380円。当日券は1,800円
(一般)や1,400円(大・専)ですのでお得。また本会取扱い「前売券」はどこの映画館で
も観ることができる全国共通の特別バージョンです。パソコンばかりでなく、携帯からも
お申し込みできます。
チケットぴあでも取扱っていますが、発券手数料(105円)がかかり、カードで購入する
場合は決済料金(210円)もかかります。そのうえ、お目当ての映画館でしか観ることがで
きません。
ただし、映画館で直接「前売券」を購入する場合や中・高・シニアの当日券は1,000円で
すから、こちらの方が割安です。
◆価格:1,300円+送料80円
*代金後払い(チケットとともに請求書と郵便払込取扱票をお送りします)
● 映画「台湾アイデンティティー」全国共通「前売券」のお申し込み【PC用】
https://mailform.mface.jp/frms/ritoukijapan/u1nyi0fpku01
● 映画「台湾アイデンティティー」全国共通「前売券」のお申し込み【携帯用】
https://mailform.mface.jp/m/frms/ritoukijapan/u1nyi0fpku01
◆映画「台湾アイデンティティー」公式ホームページ
http://www.u-picc.com/taiwanidentity/index.html
台湾「日本語世代」の人生 東京・東中野などで記録映画
【朝日新聞:2013年6月29日】
【北野隆一】戦前、日本統治下の台湾で日本語教育を受けた「日本語世代」の老人たち5
人の人生を追った、ドキュメンタリー映画「台湾アイデンティティー」が7月6日から、ポ
レポレ東中野(中野区)などで公開される。元新聞記者の酒井充子監督が台湾の日本語世
代に取材した映画は「台湾人生」(2009年)に続き2作目。
今作で登場するのは、日本兵として北朝鮮で終戦を迎え、ソ連の捕虜収容所で強制労働
させられた後、横浜で就職した男性▽日本兵として終戦を迎えたインドネシアにとどまり
オランダに対する独立戦争を戦い、インドネシア国籍を得てジャカルタに住む男性▽台湾
で戦後、当局の弾圧により父親が逮捕、処刑された女性▽台湾独立派と目され、政治犯と
して8年間服役した男性――など5人。
いずれも、時代のうねりの中を生き抜いた80歳を超えた人々に、酒井監督が日本語でイ
ンタビューしている。問い合わせは映画配給会社「太秦(うずまさ)」(03・5367・6073)へ。