速鉄道計画で、インドネシア政府は昨年10月2日に中国製の高速鉄道を走らせることを決定し、日
本が中国に敗れたことはいまだ記憶に新しい。
しかし、中国の新幹線で思い出されるのはあの考えられないような光景だ。5年前の2011年7月、
中国の温州市で起こった高速鉄道車両追突事故で、なんと事故処理のため事故車両をその場に埋め
てしまったのだ。
このインドネシアでは、中国が受注した石炭火力発電所で工事が遅れ、完成したとしても部品を
交換できず、フィリピンでも鉄道計画などのインフラ案件でトラブルが続出しているという。読売
新聞が伝えているので下記に紹介したい。
読売の記事では伝えていないが、ミャンマーのダム計画でもミャンマー側の提示していた自然環
境や住民への配慮をおざなりにしてトラブっているという。
一方、12月25日、中国政府はアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立協定が発効条件を満た
し、「法律上、成立した」と発表。1月16日から18日に北京で設立総会を開き、正式に発足すると
いう。
国営新華社通信は「最初の融資は16年半ばごろに認可される」と報じたという。しかし、トラブ
ルが続出する中国受注のインフラ案件に不安は隠せない。インフラは人命や自然環境に直結してい
る。安全と安心が欠かせない。インドネシアの中国高速鉄道の行方を注視していきたい。
発電所のボイラーが中国基準、部品を交換できず
【読売新聞:2015年1月1日】
中国が受注したインフラ案件のトラブルは最近、東南アジアで相次いでいる。
インドネシアは、石炭火力発電所を約30か所建設する計画を06年に始めたが、大半を受注した中
国企業の工事が遅れ、完工が09年末から16年末に延期された。完成した発電所でも、ボイラーなど
が中国基準で、部品を交換できないなどの問題が起きているという。
フィリピンでは、首都マニラと北部クラークを結ぶ約1000キロの鉄道計画が04年に中国の援助
で始まったが、比最高裁は10年に入札を経ていない契約を無効と判断し、全面凍結された。比政府
は融資返済で中国側と争っている。38キロの区間は、日本が政府開発援助(ODA)を供与し、建
設を進める見通しだ。
● 桜募金ご協力のお願い 日本から台湾に桜を贈り一緒にお花見をしよう!!
http://www.ritouki.jp/index.php/info/20151217/
【桜募金要項】
◆ 1口=2,000円
*募金にご協力いただいた方全員のお名前のプレートを植樹した桜に掛け、長く銘記する予定です。
*15口(3万円)以上の篤志者の方には、李登輝元総統ご揮毫の色紙「為国作見證」(印刷)
と「我是不是我的我(私は私でない私)」文鎮を贈呈の予定です。
◆募金期間 平成27年(2015年)12月15日〜同28年(2016年)3月31日
・郵便貯金
日台桜基金会 (ニッタイサクラキキンカイ)
記号・番号:10000・30439851
・ゆうちょ銀行
日台桜基金会 (ニッタイサクラキキンカイ)
店名:〇〇八(ゼロゼロハチ) 店番:008 普通預金:3043985
・銀 行
三菱東京UFJ銀行 本郷支店 普通 0149224
日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
(ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)
・郵便振替 *「桜募金」と明記して下さい。
日本李登輝友の会 (ニホンリトウキトモノカイ)
00110−4−609117