三井物産とJR東日本グループのアトレが微風集団と共同で大規模商業施設に出店

昨日は、台湾を「極めて重要な地域」として捉えている、総合レジャー施設「横浜・八景島シー
パラダイス」などを運営・管理している「株式会社横浜八景島」が、台湾高速鉄道(台湾高鉄)桃
園駅前に3年後の2020年1月に開業を予定する「桃園水族館」(仮称)の起工式を行ったことをお伝
えした。

 その際に、具体的に2009年以降の投資件数を紹介しつつ、ここ10年来、日本企業の台湾進出案件
は高い水準で推移していることを記したが、下記に紹介するのもまたその典型的事例で、それも台
湾企業と組んだ大規模な進出だ。

 台湾で新幹線建設プロジェクトに携わった大手商社の三井物産、JR東日本の子会社で恵比寿・
目黒・品川・吉祥寺など43店舗の駅ビルを開発・運営するアトレ、そして、台湾で高級百貨店など
の商業施設8館を運営する長僑投資開發股份有限公司(微風集団、ブリーズグループ)の3社は
8月8日に東京都内で記者会見を開き、「台湾においてショッピングセンター事業の実施と今後の駅
等商業施設の開発・運営事業への参画を共同で推進することで合意、2017年8月8日に関連諸契約を
締結」したことを明らかにした。

 その第1号案件として、2018年秋に開業予定の「台北101」の向かいに立つ「ブリーズ南山店」に
出店、「同施設に入居予定の約200店舗のうち、約50店舗がアトレのテナントとなる」(中央通信
社)と伝えられている。

 アトレの海外進出は初めてのことだそうで、アトレと三井物産は7月にアトレインターナショナ
ル(AICO)を設立し、アトレインターナショナルは長僑投資開發と年内に合弁会社を立ち上げる予
定だという。

 日台間には動物園や水族館の姉妹提携もあるが、「株式会社横浜八景島」のように台湾にオリジ
ナルの水族館をつくり、またアトレと三井物産のように台湾企業と組んで商業施設の開発や運営を
しようという事例から、日本と台湾がガッチリと手を組んで歩き始めたという頼もしい印象を受け
る。その礎は、日台間で育んできた絆という信頼関係だ。

◆台湾におけるショッピングセンター事業、駅等商業施設への開発・運営事業への共同出資
 【プレスリリース:2017年8月8日】
 https://www.atpress.ne.jp/news/print/window/popup/pr_id/134970/


台湾におけるショッピングセンター事業、駅等 商業施設への開発・運営事業への共同出資
【プレスリリース(長僑投資開發股イ分有限公司、三井物産株式会社、株式会社アトレ):2017年8月8日】

 長僑投資開發股イ分有限公司(本社:台湾台北市、董事長:廖鎮漢、以下「Breeze」)、三井物産
株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)、株式会社アトレ(本社:
東京都渋谷区、社長:一ノ瀬俊郎、以下「アトレ」)、の3社は、台湾においてショッピングセン
ター事業の実施と今後の駅等商業施設の開発・運営事業への参画(以下「本事業」)を共同で推進す
ることで合意、2017年8月8日に関連諸契約を締結しました。これに先立ち、三井物産とアトレは、
株式会社アトレインターナショナル(以下「AICO」)を設立しました。今後BreezeとAICOの間で合弁
会社:Breeze atre Holding(仮称)を設立する予定です。

 本事業は、ファッションや流行への感度が高く、日本文化への関心も高い台湾市場において、
Breeze・三井物産・アトレの3社がそれぞれの強みと機能を発揮し、アトレブランドを活用した商
業施設の開発・運営に取組む事業で、アトレとして初の海外進出になります。本事業では、Breeze
の有するブランド力や顧客ネットワークを基盤として、アトレが日本で提案する「日常の暮らしを
ちょっと豊かにする『高感度&デイリーなアトレスタイル』」を実現し、モノ消費からコト消費へ
の移行期にある台湾市場にて新たな潮流を創出することを目指しています。

 第一号案件として、住宅・オフィス・高級商業施設・ホテル等が集積し、台湾の流行の最先端を
いく台北市信義地区でBreezeが2018年秋に開業予定のBreeze南山店に出店します。Breeze南山店
は、台北市のランドマークである台北101、台北101/世貿駅に隣接する都心の一等地に建設中の大
規模複合施設です。その中でBreeze atre Holdingはアトレが厳選したブランドを中心としたライ
フスタイル提案ゾーンを展開します。Breeze南山店での事業を通じ、Breeze atre Holdingの台湾
市場におけるブランドステイタスを確立し、同市場でのショッピングセンター事業と今後の駅等商
業施設の開発・運営事業に順次取り組んでいく予定です。

 Breezeは、台湾にて高級百貨店などの商業施設8館を運営し、独自のブランド・顧客戦略により
台湾のファッション・モードへの強い影響力を持つ台湾最大級のディベロッパーであり、台北市の
松山区・信義区などの一等地に大型店を構えると共に、台湾国鉄台北駅やMRT台北駅の駅商業施設
も運営しています。

 三井物産は、台湾で新幹線建設プロジェクトに携わった実績を持ち、英国等では旅客鉄道運営事
業に参画しており、今後、駅などの商業施設の開発・運営事業にも取り組み、海外での旅客鉄道・
駅事業を複合的に開発・運営していきます。

 アトレは、JR東日本グループのフラッグシップ駅ビル会社として、アトレブランドを中心に、恵
比寿・目黒・品川・吉祥寺など、多彩な立地において、地域のお客様に新しい価値を提供する43店
舗の駅ビルを開発・運営しています。また、JR東日本が推進する駅ビル・エキナカビジネスを積極
的にサポートしています。

【株式会社アトレインターナショナル(AICO)概要】
会社名 :株式会社アトレインターナショナル(AICO)
本社所在地:東京都渋谷区
設立 :2017年7月
資本構成 :株式会社アトレ51%、三井物産株式会社49%
事業概要 :海外におけるアトレブランドを活用したショッピングセンター事業の統括会社

【Breeze atre Holding概要】
会社名 :英文名:Breeze atre Holding
中文名 :微風艾妥列控股(股)公司 (※いずれも仮称)
本社所在地:台湾、台北市
設立 :2017年(予定)
資本構成 :長僑投資開發股イ分有限公司60%、株式会社アトレインターナショナル40%
事業概要 :台湾におけるアトレブランドを活用した ショッピングセンター事業の統括会社

【Breeze南山店/アトレ物件概要】
所在地:台北市信義区松廉路
最寄駅:台北捷運(MRT)板南線 市政府駅、
淡水信義線 台北101/世貿駅
開業 :2018年秋(予定)
総面積:約54,000m2、内アトレ(Breeze 南山店の2階(一部)〜4階) 約12,500m2
店舗数:Breeze南山店 約200店舗、内アトレ 約50店舗(予定)

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/134970/LL_img_134970_1.png
Breeze南山店 イメージ 1

※各パースは現在計画中のものであり、変更となる可能性があります。

■本件のテナント出店に関する問合せ先■
 株式会社ブレーンアンドパートナー
 Mail: taiwan@bp1980.com

 株式会社アトレ
 Mail: taiwan@atre.co.jp


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