武漢肺炎こと新型コロナウイルス感染症への対応をめぐって台湾の防疫態勢がほぼ完全に押さえ込んでいることから、台湾に公衆衛生を確立した後藤新平が注目されている。
昨年12月、岩手日報社から1989年10月に初版が出版されて以来、30年ぶりにまんが岩手人物シリーズ『後藤新平』が復刻出版された。高橋力氏(後藤新平記念館前館長、拓殖大学前客員教授)と後藤新平記念館が協力・監修している。
高橋氏は「彼が現代に生きていたら、一体どんな対応をしただろう」と、後藤の業績と生涯を地元の奥州市、岩手、全国の子どもたちに伝えたいとの思いを募らせていたところ、岩手日報社の理解を得て復刻に至ったそうだ。
「西郷隆盛との出会い」など4編のミニコラム「後藤新平こぼれ話」を新たに収録、また年齢表記の年譜も付し、124ページ。小学生高学年や中学生向けだが、後藤を知りたいという大人でも面白く読める。
・書 名:後藤新平 復刻改訂版 (まんが岩手人物シリーズ) ・原 作:泉秀樹・作 画:小田悦望・協力・監修:高橋力(拓殖大学前客員教授)、後藤新平記念館・体 裁:A5判、並製、124ページ・定 価:1,100円(税込み)・版 元:岩手日報社 https://books.iwate-np.co.jp/shopdetail/000000000141/
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