会会長、嶋津紀夫・本会宮城県支部長、江口克彦・参院議員夫妻、梅原克彦・本会常務理事夫妻、
柚原正敬・本会常務理事、辻井正房・本会常務理事、杉本拓朗・本会青年部長、カメラマンの淺岡
敬史氏などをお招きされ、今回ご来日のご感想などを述べつつ食事を採られました。の召し上がり
ました。
今回の全行程に同行した、梅原、柚原、辻井、杉本の本会関係者には、ともかく最終日まで何事
も起こらずスムーズに進んできたことに安堵の胸を撫で下ろしながらの食事でした。
昼食会が少し長引きましたが、今回ご来日最後の訪問地となる岩沼市の「千年希望の丘」へ向か
いホテルを後に。
千年希望の丘では、菊地啓夫・岩沼市長や、千年希望の丘の命名者で、この丘を造成した井口経
明・前岩沼市長、丘の造成に全面的に協力した森の防潮堤協会理事長で輪王寺住職の日置道隆氏な
ど、また被災者の方々がお待ちになっていました。
この日の仙台市や岩沼市は晴天に恵まれ、真夏日。しかし、海に近いため風が通ります。慰霊碑
の前まで進んだ李元総統は、菊地市長が打ち鳴らした鎮魂の鐘の音が残る中、粛々と献花。その
後、仮設テントに控えていた井口前市長や日置住職、被災者の方々の手を握りながら「大変だった
と思うがよく頑張ってくれました。ご苦労さまでした」と励まされました。その模様を地元紙の河
北新報が伝えていますので下記にご紹介します。
その後、李元総統は千年希望の丘を後に仙台空港へ。空港の貴賓室では村井嘉浩・宮城県知事夫
妻がお見送りに来ていて、1時間ほど談笑されました。
3時55分、李元総統は貴賓室を出られ、定刻4時5分発のエバー航空機に向かわれると、はからず
も「李登輝先生、万歳」の声が挙がり、万歳の声に送り出されるように機内に入って行かれまし
た。
搭乗する飛行機が見える空港の出発ロビーには関係者が残り、飛行機が飛び立つまで名残惜しそ
うに見送っていました。
李登輝氏が被災地で慰霊碑に献花 鎮魂の鐘鳴らし犠牲者悼む
【河北新報:2015年7月26日】
http://www.kahoku.co.jp/naigainews/201507/2015072601001296.html
来日中の台湾の李登輝元総統(92)は26日、東日本大震災のがれきで造成した宮城県岩沼市の
「千年希望の丘」を訪れ、慰霊碑に献花し、被災者と交流した。
被災地訪問を望んでいたという李氏は、慰霊碑に深々と一礼して花を手向け、鎮魂や記憶の意味
が込められた鐘を鳴らして犠牲者を悼んだ。菊地啓夫市長から震災や復興状況の説明を受け「大変
だったと思うがよく頑張ってくれました。ご苦労さまでした」と話した。
李氏は、集まった被災者に「生きるためには奮闘すべきだ。津波対策として海岸地帯の植樹をや
らないといけない」と述べて激励し、真剣な表情で聞く被災者の手を握っていた。