李清興さんには第5回李登輝学校で大変お世話になったばかりでなく、私とはなにか
馬が合うという感じで、旧来の友のような会話を交わしたことが思い出されてなりませ
ん。
突然の訃報に触れ、しばしキーボードを叩く気持ちにもなれず、哀悼の気持ちを表現
することもできませんでした。
私の記憶が正しければ、李清興さんの伯父(叔父)様が、2・28事件の最初の犠牲者
ではなかったかと思います。
「最初の犠牲者」とは、タバコ売りの女性からタバコと売上代金を奪った中国人官
憲に「返してやれ」と周囲の台湾人が詰め寄ったときに、中国人官憲が発砲した弾丸に
当たって命を落とされた台湾人青年のことです。
私が、「2・28事件は連合国統治下で、つまりサンフランシスコ平和条約で日本が台
湾を放棄する前におきたのだから、連合国統治下の日本領台湾で起きた事件であり、我
々日本人も『我が事』として歴史の事実として見つめるべきだと思っている」と言った
あとで、「猪鼻さん、実は2・28事件の最初の犠牲者というのは、僕の伯父(叔父)さ
んなんだよ。」と話してくれたのが、李清興さんだったという記憶があるのです。
戦後生まれであったにも関わらず、李さんは日本時代の台湾も、今の日本もよく理解
なさっている方でした。
いまは、李さんのご冥福をただお祈りするばかりですが、李さんのご遺志を継いで、
日本と台湾のなお一層の関係強化に微力ではありますが行動し続けていこうと決意を新
たにいたしました。
李清興さん、どうぞ安らかにお休みください。(6月1日)
[日本李登輝友の会監事、第5回李登輝学校生]
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