【祝】 楽天とPChome Onlineが「戦略的業務提携」を締結

3月14日、1997年に日本発のインターネット・サービス企業として創業した「楽天」と、インターネット通販やネットショップなどインターネット上でものやサービスを売買するEC(electronic commerce 電子商取引)において台湾最大手だという「PChome Online」が「戦略的業務提携」を締結した。

 この提携により「会員向けポイントプログラムで連携するほか、楽天市場出店店舗が取り扱う日本の商品をPChomeが運営するEC(電子商取引)サイトで販売するなどし、利用者の利便性向上を図る」と中央通信社は報じている。

 また同日、楽天とPChomeはこの業務提携の詳細について発表しているので下記にご紹介したい。


                                      2019年3月14日

                                      楽天株式会社                                    PChome Online Inc

楽天とPChome、戦略的業務提携を締結協業により、顧客基盤の拡大とサービス利便性の向上を図るhttps://corp.rakuten.co.jp/news/press/2019/0314_02.html

 楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下「楽天」)とPChome Online Inc(本社:台北市、董事長:詹宏志、以下「PChome」)は、本日、戦略的業務提携(以下「本業務提携」)を締結しました。本業務提携に基づき、楽天とPChomeは、両社の強みを生かし、双方の顧客基盤拡大を目指すとともに、会員向けポイントプログラムを含む両社の複数のサービスにおいて連携することで、ユーザーエクスペリエンスの向上を図ります。

 また両社は、今後PChomeの運営するECサイトにおいて、「楽天市場」出店店舗の取り扱う日本の商品を、台湾のユーザーに向けて販売し、日本と台湾間での越境(クロスボーダー)ECの促進に取り組みます。

 加えてPChomeは、同社サービスの会員に向けて、台湾において楽天が発行しているクレジットカード「楽天カード」のプロモーションに取り組むほか、24時間以内の配送を保証する「PChome24hショッピング」において、電子書籍リーダー「楽天Kobo」の取り扱いを開始する予定です。

 PChome Online Inc の詹宏志董事長は、次のように述べています。

「今回のPChomeと楽天の提携の主旨は、両社の持つアセットやサービスの連携、共有、相互作用にあります。ECをはじめとする各インターネットサービスは、かつてはローカルのマーケットで発展し、現地のユーザーのみが楽しむことができるものでした。このたび実現した楽天との業務提携は、PChomeと楽天の両社がそれぞれのエコシステムにおいて提供する会員向けサービスを通じて、より便利で多様なお買い物体験をユーザーに提供します。決済、物流、情報伝達における様々な障壁をなくし、国や地域を越えて、利便性の高いサービスをユーザーに提供してまいります」

 楽天株式会社 常務執行役員兼RAKUTEN ASIA PTE. LTD. 代表取締役社長の高澤廣志は、次のように述べています。

「台湾におけるECサービスのリーディングカンパニーであるPChomeと業務提携を結ぶことについて、大変喜ばしく思い、大きな期待をしています。台湾は我々にとって重要な市場として位置付けています。インターネットショッピングにおける商品ラインアップを拡充することで台湾のユーザーにより楽しいショッピング体験を提供し、『楽天スーパーポイント』の利便性を向上させることで、ユーザーの満足度向上を図り、台湾におけるさらなるエコシステム拡大を目指します」

 楽天は、2008年にインターネット・ショッピングモール「台湾楽天市場」を開始して以来、旅行予約サイト「楽天トラベル」、「楽天カード」、「楽天Kobo」、フリマアプリ「ラクマ」、マーケティングリサーチ事業「楽天インサイト」と、台湾における事業を拡大し、エコシステムを構築してきました。

 PChomeは、2005年に台湾のインターネット企業として初めて上場し、台湾においてECサービス業界を牽引するグループとして成長を続けています。また、C2C、B2C、B2B2Cのマーケットプレイス事業に加え、オンライン決済サービス「PChomePay」および「PChome InterPay」、さらにオンライン・モバイル決済サービス「Pi Mobile Wallet」を提供しています。2018年には、ポイントプログラム「PChome Point」も開始しました。

 楽天とPChomeは今後も、本業務提携を通じて、台湾およびアジアにおける事業拡大を目指すとともに、ユーザーに楽しいインターネットショッピングを提供してまいります。

【本業務提携に基づく主な取り組み内容(予定)】

 本業務提携で予定している取り組みは、以下の通りです。また今後、取り組みの範囲を随時拡大していく予定です。

・「楽天市場」出店店舗の取り扱う日本の商品の、PChomeが運営するECサイト上での販売・「楽天カード」のPChome会員に向けたプロモーション・電子書籍リーダー「楽天kobo」のPChomeが運営するECサイト上での販売・両社の会員ID連携・両社の会員向けポイントプログラムの連携および相互交換

■ 楽天について 楽天は、日本発のインターネット・サービス企業で、Eコマースをはじめ、フィンテック、デジタルコンテンツ、通信など、多岐にわたる分野で70以上のサービスを提供しています。これら様々なサービスを、楽天会員を中心としたメンバーシップを軸に有機的に結び付け、他にはない独自の「楽天エコシステム」を形成しています。1997年に創業し、「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」という企業理念のもと、現在では1万7千人以上の従業員を擁し、世界30カ国・地域において事業を展開するグループ企業となっています。

 詳しい情報はhttps://corp.rakuten.co.jp/ をご覧ください。

■ PChome Online Incについて PChome Online Inc(台湾証券取引所 証券コード:8044)は、2018年には連結売上高346億台湾ドルを記録した、台湾最大のECグループです。2005年1月に台湾証券取引所へ上場し、台湾最大のB2Cポータルサイト「PChome24hショッピング」やC2C No.1サイト「露天オークション」などのECサービスを展開しています。PChomeは、台湾のB2Cポータルサイトの中では最も多い約500万の商品を取り扱い、そのうち約200万商品を対象に、台湾の全地域における商品注文後24時間以内の配達サービスを提供しています。

 詳しい情報はhttps://www.pchome.com.tw/ をご覧ください。

                                         以 上


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