して発足しました。
支部長には李登輝学校研修団団長や李登輝先生来日歓迎委員会委員をつとめた山本厚秀(やまも
と・あつひで)氏、副支部長にはしみづ農園代表取締役会長の清水一也(しみず・かずや)氏、事
務局長には東放学園専門学校の富澤英生(とみざわ・ひでお)氏がそれぞれ就任しました。
また本会理事で群馬県台湾総会会長の頌彦真賢(うたさと・しんけん)氏と、同じく本会理事で
前橋市文化国際課参事の手島仁(てしま・ひとし)氏は顧問に就任しています。
総会後の記念講演は、まずプチ講演として、「日本から台湾の世界遺産登録を応援する会」代表
理事・事務局長の辛正仁(しん・まさひと)氏が登壇、台湾の世界遺産候補地などについて15分ほ
ど話されました。
次に、メイン講師としてノンフィクション作家の平野久美子(ひらの・くみこ)さんが登壇、
「群馬と台湾・古くて新しい絆」と題し、群馬県と台湾がいかに深く結びついているかについて、
群馬県出身の羽鳥又男、羽鳥重郎、中島長吉、石坂荘作などの事績を巧みに紹介されました。
特に「台湾紅茶の父」と尊敬されている新井耕吉郎については、親族の方が会場に来られていた
こともあって、かなり詳しく紹介されました。この新井を紹介するに当たって、平野さんは訪台し
た折に新井が開発した紅茶専用の茶葉を使った紅玉紅茶(台茶18号)のティーバックを仕入れ、60
名余の聴講者に配って実際に味わってもらうという場面も。
講演が終わりに近づいたころ、李登輝元総統がよく用いる「中庸」の言葉を紹介、台湾に名を残
している群馬の人々は誠をもって実践してきたとまとめ、まずは台湾に行ってみましょうと結ばれ
た。