級工農職業学校(陳貴生校長)と「姉妹校提携協定書」に調印して姉妹校となり、情報電子科2年
生との交流会が行われた。地元紙の愛媛新聞が伝えているので下記に紹介したい。
松山高級工農職業学校の一行を出迎えた情報電子科2年の西川修平君は「ここにいる私たちが姉
妹校の最初の生徒ということになります。私たちが修学旅行でおうかがいした際にも仲良く交流し
お互いを高め合って行きましょう。私たち全員が両校の素晴らしい関係を築いていく先駆けとなり
ましょう」と挨拶、繊維科の生徒たちがこの日の姉妹校協定を記念して製作したタオルを贈呈した
そうだ。
松山工業高等学校のホームページではその詳細をたくさんの写真とともに伝えていて、生徒たち
の嬉しそうな笑顔がすばらしい。姉妹校提携を心からお祝いしたい。
松山高級工農職業学校を歓迎した情報電子科2年生は今年6月末から修学旅行で訪台、松山高級工
農職業学校と交流するという。姉妹校の提携から修学旅行での交流に発展するのは、きわめて自然
の流れだ。
文部科学省の調査によれば、日本と台湾の高校の姉妹校は118校となっている(平成26年5月1日
現在)。2年前の平成24年5月1日現在では65校だったから182%の増加で、ほぼ倍増している。これ
は、先に本誌でお伝えしたように平成25年度の台湾への修学旅行も、アメリカ(260校、3万5,168
人)、シンガポール(167校、2万3,571人)に次ぐ第3位となり、140校、2万829人が訪問。前回
(平成23年度)調査の78校、1万2,762人から学校数で62校(179%)、参加者数で8,067人(163
%)も増えていた。
ちなみに、中国への平成25年度の修学旅行は18校、1,626人で、平成23年度の84校、9,312人から
激減している。姉妹校提携も295校から216校に減っている。つまり、姉妹校提携は修学旅行と密接
にリンクしていることが分かる。今後も台湾への修学旅行が増えることが予想され、中国との差は
開く一方だろう。
◆台北市立松山高級工農職業学校との姉妹校協定【松山工業高等学校HP】
http://matsuyama-th.esnet.ed.jp/matukou_blogu6/matukou_blog483.pdf
◆愛媛県立松山工業高等学校
http://matsuyama-th.esnet.ed.jp/
松山工業高と台湾・松山の工農業学校、姉妹校提携
【愛媛新聞:2015年4月16日】
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20150416/news20150416054.html
【写真】松山工業高生が開発したレスキューロボを体感する台北市松山高級工農職業学校の生徒ら(左)
愛媛と台湾の交流を進めようと、松山工業高校(松山市真砂町)と台湾の台北市松山(しょうざ
ん)高級工農職業学校が15日、姉妹校提携を結び、両校の生徒が昼食・交流会や活動紹介などを通
して友好を深めた。
松山高級工農職業学校は約2900人。工業系の学科が主で、1〜2年生の32人が12〜17日、修学旅行
で来日している。
両校の生徒約70人は松山工業高で一緒に昼食を取り、連絡先の交換や記念撮影をして歓談。松山
工業高生が開発した、がれきを撤去するレスキューロボットの紹介や、松山高級工農職業学校生に
よる日本語の歌の披露もあった。