結した。
提携の背景には、台湾からの不動産や金融商品への対日投資需要の高まりがあり、日経新聞は
「日本の不動産や投資信託などの金融商品を紹介する。高齢化が進む台湾に対して、自宅を担保に
老後資金を融資するリバースモーゲージのノウハウも提供する」と伝えている。
1946年に台湾財政部の100%出資により設立された台湾銀行は、資産規模において台湾最大の銀
行。
下記の中央通信社の記事が報じているように、台湾銀行は今年の7月15日、三菱東京UFJ銀行
の本店において同行と、金融サービス分野についての相互支援を目的とした業務提携に関する覚書
を締結している。
なお、別掲でご紹介するように、中華民国銀行公会の理事長も兼ねる李紀珠氏はみずほ銀行と台
湾銀行の業務協力覚書締結に先立ち、全国銀行協会と協力覚書を締結している。金融界における日
台の絆はさらに強まった。心から祝意を表したい。
台湾銀行、みずほ銀とMOU締結 ノウハウ提供や人材交流強化へ
【中央通信社:2015年10月20日】
http://japan.cna.com.tw/news/aeco/201510200011.aspx
写真:左からみずほ銀の林信秀頭取、台湾銀の李紀珠董事長
(東京 20日 中央社)台湾銀行とみずほ銀行は20日、東京で業務協力覚書(MOU)を締結した。
双方は今後、サービスのノウハウ提供や人材交流などを進める。
台湾銀の李紀珠董事長(会長)はプロジェクトファイナンスや協調融資、貿易金融、モバイルバ
ンキング、人材育成の面などで協力や交流を深めるとし、台湾に進出する日本企業や海外で事業展
開する台湾企業に対して業務の相互補完が可能になると期待を示した。
台湾銀は今年7月にも三菱東京UFJ銀行と業務提携に関する覚書を締結。2大メガバンクとの協
力を通じて、日本の金融市場に強固な基礎が築けたとしている。
(楊明珠/編集:齊藤啓介)