は子供もおとなも生活ツールの一部となっている。それだけに「2ちゃんねる」「ヤフー知恵袋」
「悪評サイト」「レビュー」に悪評や中傷記事が書かれる「ネットいじめ」と言われるケースが急
速に増えているという。
このような、青少年のプライバシーを侵害しかねない「ネットいじめ」を防止し、同時に、利用
時間のコントロールやインターネット・リテラシー(ネット情報の分析や活用能力)の向上が不可
欠だとして、日台間で協力協定が結ばれたという。
近年、日台間ではさまざまな分野で協定が結ばれている。姉妹都市や姉妹校は言うにおよばず、
今年に入ってからでも、姉妹駅(東京駅と新竹駅、2月12日)や洋上風力発電設備開発(日本海事
協会と中国験船センター、3月10日)、姉妹鉄道(西部鉄道が台湾鉄路、3月14日)やパートナー
シップ港(那覇港管理組合と台湾港務、4月21日)などが結ばれている。
昨年も、友好山(富士山と玉山、2月7日)、認知症共同研究(熊本大学病院と国立成功大病院、
2月27日)、教育(広島県教育委員会が桃園県教育局、5月22日)、スキー(秋田県スキー連盟と台
湾スキー協会、8月19日)、自転車道(瀬戸内しまなみ海道と日月譚自転車道、10月25日)など、
枚挙に暇がない。
そこに、インターネットが加わった。下記にそれを伝える中央通信社のニュースを紹介し、心か
ら祝意を表したい。
青少年をネットいじめから守れ 日台で協定締結
【中央通信社:2015年6月3日】
青少年のインターネット上での安全をテーマとした国際フォーラムが2日、台北市内で行われ、
日台の関連団体がネットいじめの防止などについて意見を交わした。
サイバー・エンジェルズ・ピック(中華白絲帯関懐協会、CAP)が主催したフォーラムに日本
から出席したのは、インターネット協会やセーファーインターネット協会などの代表者。参加団体
は日台の協力協定に調印し、今後はインターネット安全の問題や教育、研究などに共同で取り組ん
でいく。
CAPの黄イ威執行長(代表)は、ネットいじめを防ぐには、青少年の自己管理や利用時間のコ
ントロール、インターネットリテラシーの向上が不可欠だと語った。(イ=草かんむりに威)
(編集:名切千絵)