日本文化チャンネル桜のキャスターでも知られるジャーナリストの井上和彦(いのう
え かずひこ)氏は、昨年初頭に世界屈指の質、錬度、整備能力を誇る「自衛隊」を正
しく理解してもらいたいと『国防の真実−こんなに強い自衛隊』(双葉社)を出版、6
万部を突破したという。
え かずひこ)氏は、昨年初頭に世界屈指の質、錬度、整備能力を誇る「自衛隊」を正
しく理解してもらいたいと『国防の真実−こんなに強い自衛隊』(双葉社)を出版、6
万部を突破したという。
本書はそれに加筆修正してバージョンアップしつつもコンパクト化し、自衛隊が世界
トップクラスの軍隊であり、陸・海・空、それぞれの強さの秘密を知ってもらいたいと
いう著者の熱意が全編にみなぎっている。
前著に続き、日本を守り続けるF-15J戦闘機、イージス艦、90式戦車など自衛隊のハ
イテク兵器を写真や図解をもって紹介しつつ、自衛隊と皇室、自衛隊と靖国神社の関係
についても触れる。
自衛隊が中国の人民解放軍と戦ったらどうなるかというテーマは前著でも展開された
が、ここに台湾が出てくる。また「尖閣諸島が中国の領土になる日」という一項も設け
られ、中国による「日本政府が対処し難い戦術で尖閣諸島を軍事占領する可能性」を
指摘し、すべては「政治家の覚醒にあり」と迫っている。
「自衛隊は軍隊なのか?」から「国防力向上のためには法改正が急務である!!」まで
の99項目はすべて1ページでまとめられ、井上国防史観全面展開の本書は、迫り来る「中
国の危機」を防ぐためにも読んでおきたい一書だ。 (編集部)
■著者:井上和彦
■書名:『こんなに強い自衛隊 その秘密99』
■版元:双葉社 http://www.futabasha.co.jp/
■体裁:B6判、並製、224頁
■定価:500円(税込)
■発行:平成20年9月21日