た。午後1時半過ぎに現場に着くと、すでにこの日に行われる「南モンゴル・デモ」の宣伝
を行っておりましたが、デモ隊が西口を通り過ぎれば移動するとのこと。
そこで本会は台湾正名運動のシンボルの幟「台湾は中国じゃない!」や緑の台湾旗など
を組み立て、準備に取り掛かるとお手伝いいただく方が次々に集まってきました。総勢10
名。中に、この戸籍問題を最初に訴えた千葉県内にお住まいの、台湾人女性と結婚された
方がその奥さんを伴ってお手伝いいただきました。
南モンゴル・デモ隊が通るまではまだ間があり、そこで大型拡声器を使って署名を呼び
かけるとともに、スタッフが署名版を片手にアピールチラシを配り始めました。
今回は、東日本大震災に対する台湾からの多大な支援にも触れましたが、7月9日から実
施された「在留カード」や「外国人住民基本台帳」で、台湾出身者の「国籍・地域」欄が
「台湾」と表記されることになったにもかかわらず、いまだに「戸籍」では「中国」とし
ているのは矛盾であり、整合性をはかるべきだと訴え、一刻も早く台湾出身者の戸籍の国
籍を台湾とすべきと署名への協力を求めました。
尖閣問題にも触れました。中国が国連で執拗に繰り返した日本への「盗人」発言などを
紹介していたちょうどそのとき、女性スタッフの前に背の高い男が立ち「台湾は中国の領
土だ」と叫んで足早に立ち去って行きました。女性スタッフもさるもので、毅然として
「台湾は台湾です、中国の領土ではありません」と、その中国人の背中に投げかけていま
した。
こういう「嫌がらせ」もありましたが、あとは「頑張ってください」「台湾のためにあ
りがとう」など嬉しい言葉を何度もいただきました。
この日は民俗派による「反中共デモ」も行われていて、午後3時を過ぎたころ、そのデモ
に参加した民俗派の一団体が西口に回って来て街宣をやりたいと申し入れがありました。
そこで大型拡声器を使うのを止め、それからは生の声で呼びかけつつ署名活動を続けまし
た。
予定の午後4時を少し回ったところで打ち止めとしました。暖かいというより、まだ暑さ
が残る日でしたので、スタッフが買ってきてくれた冷たいお茶が心地良い最後でした。
今回、署名にご協力いただいた方は73名でした。ご協力いただいた方々に御礼を申し上
げるとともに、お手伝いいただいた方々にも御礼申し上げます。