査を通過したため、署名受け付けを開始したことをお知らせします」との連絡が入りまし
た。いささかお待たせしましたが、本日から第7期の署名活動を開始いたします。第7期は5
月31日までの3ヵ月です。
この戸籍問題には平成23(2011)年7月から取り組んでいますが、初めて接する方もおら
れるかと思いますので、下記に改めて法務大臣宛の署名用紙に記した内容を掲載し、問題
点と解決策を示します。
ちなみに、日本李登輝友の会が戸籍問題の解決に取り組みはじめたのは平成22(2010)
年11月3日、民主党政権下、小田村四郎会長が柳田稔法務大臣に「台湾出身者の戸籍に関す
る要望書」を提出したことに始まります。
ところが、ご存じのように、この2年余りの間に法務大臣が目まぐるしく替っていきまし
た。柳田稔、仙谷由人、江田五月、平岡秀夫、小川敏夫、滝実、田中慶秋、小平忠正、滝
実、そして昨年12月末、自民党政権になって谷垣禎一氏が法相に就任しています。民主党
時代には2年間でなんと9人、平均3ヵ月くらいで替っていました。
田中慶秋法相のように、法務大臣宛の署名用紙を作成したときには替っているというケ
ースもあり散々でした。まさに「失われた2年間」だったと言っても過言ではありません。
これでは成るものも成りません。
谷垣法相で10人目ですが、安倍政権はすでに「台湾は基本的価値観を共有する重要なパ
ートナー」と表明していますので、これを好機として、戸籍問題を解決に導きたいと考え
ております。皆様方のいっそうのご協力をお願いします。
◆【ネット署名(第7期)】台湾出身者の戸籍を中国から台湾に改正しよう!!
http://www.shomei.tv/project-2048.html
◆アピールチラシや署名用紙は本会ホームページからダウンロードできます。
http://www.ritouki.jp/suggest/koseki.html
平成25年2月26日
日本李登輝友の会・台湾正名運動本部
台湾出身者の戸籍を中国から台湾に改正を!!
現在、台湾出身者が日本人と結婚したり日本に帰化する場合、または日本人の養子とな
る場合など、その身分に変動があった場合、戸籍における国籍や出生地は「中国」あるい
は「中国台湾省」と表記されます。
中国とは中華人民共和国のことであり、中国台湾省とは中華人民共和国の行政区を指し
ますから、台湾出身者を中国人としているのが現在の戸籍制度です。元凶は、50年ほど前
の昭和39(1964)年に出された法務省民事局長通達でした。
台湾は中国の領土ではなく、これまで一度たりとも中華人民共和国の統治を受けたこと
はありません。台湾を中国領土とするのは、台湾侵略を正当化するための中国の政治宣伝
に他なりません。また、この戸籍表記は日本政府の見解にも合致していません。
平成24(2012)年7月9日、これまでの外登証が廃止され、新たに交付された在留カード
の「国籍・地域」欄は、台湾出身者の場合、「中国」から「台湾」に改められました。同
時に実施された外国人住民票でも「台湾」と表記されるようになりました。
法務省は民事局長通達を出し直し、台湾出身者の戸籍の国籍表記は、在留カードや外国
人住民票と同様に「国籍・地域」とし「中国」から「台湾」に改めるよう強く要望します。
法務大臣 谷垣禎一殿